【東京六大学】早大・早川が4安打13K完封 法大・鈴木とのドラ1候補左腕対決を制す

スポーツ報知
完封勝利を挙げた早大・早川隆久

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第3週第1日 ▽早大2―0法大(3日・神宮)

 今秋ドラフトの目玉、早大の155キロ左腕・早川隆久(4年=木更津総合)は、散発4安打13奪三振無四球で法大打線を完封。17奪三振で2安打1失点完投勝ちした前回登板(9月19日、対明大1回戦)に続く快投で、ドラフト1位候補にも挙がる法大の152キロ左腕・鈴木昭汰(4年=常総学院)との投手戦を制した。

 早川は初回先頭から4者連続三振を奪うなど、快調な立ち上がり。その後も力みのないフォームから角度のある直球と多彩な変化球を制球よく投げ込んだ。最速は151キロだったが、直球は常時140キロ台後半を計測。打たれた4安打はいずれも単打で、三塁を踏ませなかった。

 この日は、好左腕同士の投げ合いとあって10球団のスカウトが視察。西武・渡辺GM、日本ハム・吉村GMら編成トップも顔を見せた。DeNAの三原球団代表は、午後2時開始の中日戦(横浜)の前に駆けつけ「今年初めて見ましたが、スカウトの評価通り。真っすぐは力があって角度があるし、変化球も豊富。間違いなくドラフト1位候補」とうなった。

 早大は0―0の9回、2死二、三塁から3番・滝沢虎太朗左翼手(4年=山梨学院)の二塁内野安打で均衡を破って、鈴木をマウンドから引きずり下ろした。さらに、4番・岩本久重捕手(3年=大阪桐蔭)も代わった2番手・三浦銀二(3年=福岡大大濠)から中前打を放ち、2点目を挙げた。

 鈴木は5回1死満塁、7回1死三塁など、2、8回をのぞいて毎回得点圏に走者を背負ながら、粘りの投球でしのいでいたが、9回に力尽きた。鈴木は8回2/3を投げ、10安打2四球で13奪三振で2失点。138球の熱投だったが、報われなかった。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×