桐生祥秀、「甘えもなくなった」プロランナーとして6年ぶり100m王者

10秒27で優勝した桐生祥秀(カメラ・相川 和寛)
10秒27で優勝した桐生祥秀(カメラ・相川 和寛)

◆陸上 日本選手権・第2日(2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子100メートルは桐生祥秀(24)=日本生命=が中盤から伸び、10秒27(向かい風0・2メートル)で2014年以来、6年ぶり2度目の優勝。2位のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)とは0秒01差、5位の多田修平(住友電工)まで0秒07差に入る大接戦を制し「勝ちきることができて、新潟がいい思い出になりました」。洛南高2年時の2012年全国高校総体で4位に終わり、悔しさを味わった思い出も糧に変えた優勝に満面の笑みを浮かべた。

 洛南高3年だった13年に10秒01を記録してから、毎年のようにV候補として名前が挙がりながら、優勝は14年大会の一度だけ。「6年間、逆に注目してもらっていて僕はいつも(優勝候補の名前に)入れてもらっているけど、勝ちきれなかった」と振り返る。東洋大を卒業後は日本生命と所属契約を結び、プロランナーとして活動。「プロとして集中できるようになった」という。コロナ禍で練習量は少なくても「結果を出すか出さないかでスポンサーがつくかつかないかも変わる。そういう意味では甘えもなくなった」とハングリー精神に磨きをかけて臨んだ日本選手権だった。

 レース後「きょうからオフになる」と今季の“終了”を明かした桐生は「この後のことはゆっくり考えたい」と笑った。速さだけでなく強さも身につけた2020年の自信を胸に、東京五輪イヤーとなる21年に挑む。

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