【巨人】広島の初回拙攻に助けられた…高橋由伸の眼

6勝目を挙げ、中秋の名月にちなんだポーズをとるサンチェス(カメラ・橋口 真)
6勝目を挙げ、中秋の名月にちなんだポーズをとるサンチェス(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 広島3―5巨人(1日・マツダスタジアム)

 サンチェスの元々の印象は、フォームに躍動感があり、もっと腕を振っていた。しかし、この試合では制球面を気にしてか縮こまり、自信がなさそうに映った。投げるたびに悪くなっているようにも感じる。結果は7回3失点と上々も、ベンチも本人も不安は残ったはずだ。

 初回。先頭・大盛にストレートの四球を出し、続く田中にも3ボールとした。この7球連続ボール、その投球フォームから、ベンチは「どうしたものか…」と戸惑ったと思う。何より、打者目線から怖さがなかった。ただ、広島の攻撃には助けられた。フルカウントからのランエンドヒットに、田中は外角直球を強引に引っ張り右飛。素直に逆方向へ転がせばいいものの、制球に苦しむサンチェスにとってはラッキーな「1死」だった。最後まで、これが分岐点。相手に助けられ、何とか7回まで投げられたゲームだった。

 9月29日の今カード初戦でも評論したが、巨人と広島の差は、この当たり前のプレーにある。初戦は3回に3つのエンドランを決め2点を奪った。しっかり転がした巨人打線に白星も転がり、この日は逆にサンチェスが助かった。右腕は本来、相手を圧倒した投球ができるはず。もう一度“らしさ”を見つめてほしい。(高橋 由伸)

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