TOKIOの長瀬智也(41)が、来年1月期のTBS系金曜ドラマ「俺の家の話」(後10時)に主演することが1日、発表された。来年3月末でグループを脱退、ジャニーズ事務所を退所する長瀬。退所後は「裏方」に転身してクリエイターとして活動していくだけに、俳優として最後の連ドラ主演となりそうだ。
ドラマは、宮藤官九郎氏(50)が脚本を手掛けるオリジナルストーリー。2人は「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」(00年4月期=同局系)を代表作に、数々の名作を送り出してきた。今回のタッグは、クドカンがメガホンを執った映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」(16年)以来5年ぶり。ドラマでは「うぬぼれ刑事」(10年7月期=同局系)以来11年ぶりとなる。
長瀬が今作で演じるのは、重要無形文化財「能楽」保持者で人間国宝の父を持つプロレスラー。父の介護のために引退し、ヘルパー女性と介護と遺産相続を巡ったバトルを繰り広げた先の家族の姿を描くホームドラマ。クドカンが「落語好きのヤクザ、恋愛体質の刑事、地獄の鬼。どんな無理な設定でも、絶対面白くしてくれる」と絶大な信頼を置く長瀬のために書いた作品だ。
TOKIOのボーカリストとして数々の名曲を歌ってきただけでなく、個性派俳優としても確固たる地位を築いてきた。長瀬は「演じる気持ちは『IWGP』の頃と何も変わりません。42歳の思い出にさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」と静かに意気込んだ。