454日ぶり勝利の岩田稔、同じ糖尿病で苦しむ女性アスリートを著書で救った

野島理紗子さん(右から2人目)と並んで記念撮影の岩田
野島理紗子さん(右から2人目)と並んで記念撮影の岩田

◆JERAセ・リーグ 阪神2―0中日(1日・甲子園)

 阪神・岩田稔投手が、昨年7月5日の広島戦(甲子園)以来、454日ぶりの白星を飾った。

 忘れられない出会いがあった。昨年12月、医療機器メーカーのアークレイ株式会社と岩田がタイアップし、「挑戦」をテーマにした1分間の動画を募集。最優秀作品に選んだのは、岩田と同じ1型糖尿病を抱えながら自転車競技に励む順天堂大3年(当時)の野島理紗子さんだった。

 野島さんはスプリントでジュニアオリンピックカップ1位に輝くなど実績を誇っていたが、高校2年の3月に発症。医師から「競技はやめなさい」と告げられ、一度は夢を諦めかけた。病院のベッドで打ちひしがれる中、岩田の著書「やらな、しゃーない!」を読破。今もペダルをこいでいる。

 「岩田さんに会いたかったから応募した。私も夢や希望を与えられる、人を笑顔できる仕事に就きたい」。表彰式で泣き崩れる野島さんに、岩田も目頭を熱くした。「将来は競輪の方に行くのかな。自転車は大変だけど頑張ってもらいたい」。夢と希望を与え続けるサウスポーの「挑戦」もまだ続く。

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