【ヤクルト】歳内宏明、5年ぶりNPB勝利「拾ってもらって1勝できてホッとしています」…過去には藤川球児ら

力投するヤクルトの先発・歳内
力投するヤクルトの先発・歳内

◆JERAセ・リーグ DeNA0―2ヤクルト(1日・横浜)

 ウィニングボールを手にした歳内は、カメラのフラッシュを浴びながら安どの表情を見せた。7回5安打無失点で、四国アイランドリーグplus香川から加入後3試合目で初勝利。阪神時代の15年9月29日のDeNA戦(甲子園)以来1829日ぶりの勝利に「ヤクルトに拾ってもらって、まずは1勝できてホッとしています」。先発でつかんだ初勝利にもなった。

 大胆に勝負した。この日は83球中41球がフォーク。7回2死一、二塁では代打・山下に7球連続投げ込み凡打に打ち取るなど、ピンチのたびに連続で投じた。福島・聖光学院2年夏の甲子園でベスト8に導いた時から変わらぬ勝負球に「フォークがなかったらプロにも入れていない。勝負どころで一番信頼しています」とうなずいた。

 右肩の故障もあって16年を最後に1軍登板はなく、昨年限りで阪神を退団。今季加入した香川ではコロナ禍の影響で公園や河川敷で練習する期間もあったが、開幕とともに5勝0敗、防御率0・42と圧倒。9月末で退任したGM兼総監督で元ソフトバンクの松中信彦氏には1月にソフトバンク・和田と共にトレーニングする機会を設けてもらい、先発での成長を支えてもらった。ヤクルト入りが決まった時には「頑張ってこいよ、結果を出すしかないぞ」と背中を押してくれた。

 チームは2カード連続勝ち越しで5位に浮上。「ここまでいろいろな人に支えられて今がある。そういう人に感謝しながら、これからもいい投球が出来るように頑張りたい」。恩返しの勝利を積み重ねていく。(後藤 亮太)

 ◆独立リーグ経てNPBに復帰し、勝利した主な投手

 ▽山田秋親 01~08年ソフトバンク(ダイエー)に在籍。09年四国・九州アイランド・リーグ福岡に所属。10年ロッテで復帰し1勝。

 ▽正田樹 00~06年日本ハム、07、08年阪神に在籍し、09、10年台湾プロ野球・興農を経て、11年にBCリーグ新潟でプレー。12年にヤクルトで復帰し、翌13年に白星を挙げる。

 ▽藤川球児 99~12年阪神在籍後、13~15年はメジャー・リーグへ。15年途中に四国アイランド・リーグ高知へ加入。16年阪神に復帰した。

 ▽岩本輝 11~16年阪神在籍後、17~18年にBCリーグ福井に在籍。18年シーズン中にオリックスに復帰し1勝。

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