茶畑で「恩返し」よさこい…静岡大「お茶ノ子祭々」

よさこいでお茶のプロモーションに取り組む12代目お茶ノ子祭々
よさこいでお茶のプロモーションに取り組む12代目お茶ノ子祭々
久能山東照宮でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
久能山東照宮でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
三保でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
三保でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
富士市の茶畑でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
富士市の茶畑でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)

 静岡大のよさこいサークル「お茶ノ子祭々」12代目メンバーが、県内の茶畑を巡って製作したプロモーション動画を11月15日に公開する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国大会が中止になるなどほぼ活動ができなくなるなか「地域の活性化に役立てないか」と活動を模索。半年がかりで準備を続けてきた。

 3月中旬に浜松で開催予定だった全日本よさこい学生選手権が中止。「2つ上の先輩たちが優勝し、目標にしてきたので、ショックが大きかった」と曲統括の原口和輝さん(教育学部3年)。50あった出演予定イベント全てが中止。休校で練習もできず、80人近いメンバーは「目の前が真っ暗になった」と空中分解寸前だった。

 そのなか、声を上げたのが振り統括の籠谷遥さん(地域創造学環3年)。3歳から地元の富士市でよさこいを踊り、サークルに入りたくて入学した。「地元の商店街で、知り合いのお茶屋さんのおばあちゃんからお店も大変だって聞いて…。私たちのよさこいのテーマはお茶。自分たちが踊って注目を集めることで、少しでも元気づけたい」

 茶農家を訪れて、よさこいを踊り、静岡茶のプロモーション映像を作成して配信する―。前例のない取り組みに「就職に切り替えたい」「自己満足じゃないか」と異論も出たが、背中を押したのは、趣旨に賛同した静岡市のある経営者の一言だった。「できないことばかり探すんじゃなくて、できることをやろう」。移動車の提供や運転、知り合いの映像関係者にドローン撮影も掛け合ってくれた。

 7月7日、最初の撮影は藤枝にある静大農学部の茶畑。両河内や掛川、富士など6か所で農家の話を聞き、よさこいを踊り「100時間以上ある映像を編集するのが大変です」(原口さん)。目標はYouTubeで1000万回再生。サークルでお茶をテーマにしたのは、7年ぶりとなる。「茶幸歌(さこうか)」を合言葉に掲げた12代目。困難な状況を切り開き、「関わってくれた人たちへの恩返しを」と一つの花を咲かせようとしている。

よさこいでお茶のプロモーションに取り組む12代目お茶ノ子祭々
久能山東照宮でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
三保でよさこいを披露する12代目お茶ノ子祭々(メンバー提供)
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