陸上の九電工は1日、中大出身の舟津彰馬(23)が加入したことを発表した。
舟津は、箱根駅伝で最多の14回の優勝を誇る名門の中大で1年時に主将を務め、注目された。1年時の2016年には予選会で敗退し、88大会ぶりに本戦出場を逃した際、絶叫のあいさつは予選会の歴史の中で語り草となっている。2年時以降は本戦に復帰し、舟津自身は2年1区12位、3年6区17位だった。箱根路では活躍できなかったが、持ち味のスピードを生かし、2年時に日本学生対校1500メートル優勝などの実績を残した。
本来であれば4月に九電工加入の予定だったが、3月に中大経済学部を卒業できず、半年間は「福岡陸協」の所属で競技活動を行っていたが、無事に半年遅れで卒業し、九電工加入が決まった。舟津を1年時に主将に抜てきした恩師の藤原正和監督(39)は「この前『無事に卒業できました』と報告を受けました。今も後輩たちは舟津に注目して応援しているし、私もこれからの活躍に期待しています」とエールを送った。舟津は早速、1日から日本選手権1500メートルに九電工の所属選手として出場する。
また、トヨタ自動車も1日に、法大出身の佐藤敏也(22)の加入を発表した。