竹内結子さん 複雑な家庭環境の中で孤独な思春期を過ごしたことを小説の解説文に寄稿…桜井亜美さん著「サーフ・スプラッシュ」

竹内さんが解説文を書いていた小説「サーフ・スプラッシュ」
竹内さんが解説文を書いていた小説「サーフ・スプラッシュ」

 竹内さんが1999年に発売された桜井亜美さんの小説「サーフ・スプラッシュ」(幻冬舎文庫)の解説文で、複雑な家庭環境の中で孤独な思春期を過ごしたことをつづっており注目を集めている。遺書などはなく、急死については不明な点も多いが、自身の生い立ちを公にすることが少なかった竹内さんの貴重な告白。桜井さんは30日、取材に応じ「影の部分もさらけ出して、飾らない言葉をもらっていたのに、何もしてあげられなかった」と早すぎる死を悔やんだ。

 自身のデビュー小説を映画化した「イノセントワールド」(98年)が、竹内さんの本格的な映画デビュー作だった。当時10代の竹内さんは、壮絶な運命を背負った主人公アミを演じた。「結子ちゃんは『アミは私の分身だと思っているんで』と言ってくれて。それから勝手に私の分身だと思って解説をお願いしたんです」

 解説文で竹内さんは高校時代の、再婚した父親と新しい家族の中での孤独をつづった。「足早に台所を通り過ぎる時、一人の人間として父が必要とした女の人が、彼女の子供のために食事の支度をしている。晩の食卓の賑(にぎ)やかな景色が、私にはガラス越しのものに見えた」「私は父に人生を好きに生きてくれたらいいと思っていた。連れ子という荷物がいることを面倒に感じられたくなかったのだ」

 「サーフ―」の主人公は自ら死を選ぶが、竹内さんは「でも諦めて欲しくはなかった。(中略)ぶつかりながらも先へ先へ切り開いて行けば、自然と手ごたえは感じられるようになる。もう少し生きてみなきゃ分からないけど、私はそう信じている」と書いていた。桜井さんは「その一言がぐさっと来ますね」と声を絞り出した。反響を受け幻冬舎では5000部を増刷、12日頃には全国の書店に並ぶという。

 ◆自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

 ▼いのちの電話 0570・783・556(午前10時~午後10時)、0120・783・556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)

 ▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570・064・556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

 ▼よりそいホットライン 0120・279・338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは0120・279・226(24時間対応)

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