【楽天】“福男”小郷裕哉が今季1号…再昇格で即スタメン、初打席でいきなり

2回無死、左中間スタンドに1号ソロを放った小郷
2回無死、左中間スタンドに1号ソロを放った小郷

◆パ・リーグ 楽天9―3ソフトバンク(30日・楽天生命パーク)

 楽天はソフトバンクに9―3で勝利。チームの連敗は4で止まった。この日、1軍再昇格を果たしたプロ2年目の小郷裕哉外野手(24)が「9番・右翼」で先発出場。2回に今季1号ソロを放つなど、3打数2安打1打点の活躍。“楽天の福男”が連敗ストップに貢献した。

 手に残った感触は最高だった。4点リードで迎えた2回先頭。小郷が、相手先発・武田の146キロ直球を力強く振り切った。高々と舞い上がった打球は、左中間スタンドで弾んだ。昨年9月以来となる今季1号に「相手先発投手が立ち直る前に点を取りたかった。出塁することを考えていた」と充実感を漂わせた。

 9月4日に2軍に降格し、この日昇格したばかり。先発出場は7月9日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来、今季2度目だ。今季初のヒーローインタビューでは「三木監督がスタメンで使ってくださった。なんとかファームでやってきたことを出そうと思っていた」と満面に笑みを浮かべた。

 1月には鹿児島県内で、広島の松山竜平外野手(35)らと自主トレを敢行。同13日には、松山の古里である鹿児島・大崎町で「おおさき福男福女選び」に参加し、ゴール地点の都萬神社まで約350メートルを駆けた。50メートル走5秒8の俊足を生かし、「一番福」に輝いた。「4代目福男」は、住民らに餅をまいて“福のお裾分け”も行った。

 プロ2年目に向けて、順調かに見えたが「福」は縁遠かった。開幕は1軍スタートも、スタメンはここまで1試合のみ。7月下旬に降格すると、2軍暮らしが続いた。課題の一つが打撃だ。昨季は22試合に出場し打率1割7分2厘。自慢のパワーを生かそうと、大振りになりがちだった。

 6回先頭の第3打席では、杉山の154キロ直球をはじき返し右前打。狙い通り、確実性も上がってきた。「フライアウトが多かったので、強い低い打球を打つことを心がけてきた」と胸を張った。

 小郷が前回、1軍に再昇格したのは8月27日。実は同日のロッテ戦(楽天生命パーク)で15―0で勝って、チームは連敗を4で止めている。チームはまたも小郷が再昇格した日に、連敗を4でストップ。“楽天の福男”には、幸福を呼ぶ何かがある。(高橋 宏磁)

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