寺地拳四朗VS中谷潤人が実現 迫力満点の8回スパー 世界王者は「勝てる」と太鼓判

寺地拳四朗(左)とスパーリングを行った中谷潤人
寺地拳四朗(左)とスパーリングを行った中谷潤人

 プロボクシングWBO世界フライ級(50・8キロ以下)3位で前日本同級王者の中谷潤人(22)=M・T=が29日、東京・練馬区の三迫ジムで、WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者・寺地拳四朗(28)=BMB=とスパーリングを行った。

 スパー相手を探していた中谷に、世界王者が胸を貸す形で実現したが、実に8ラウンドの“長丁場”。序盤から積極的に左ストレートや左右のボディーアッパーなどパンチを打ち込んだ中谷に対し、それを真っ向から受けた拳四朗は、絶妙なフットワークで距離を取ったり、接近戦を仕掛けたり。パンチを受けると必ず1発以上は返した。終盤には、1階級下とは思えないほど破壊力のある右ショート、右ボディーを打ち込み、フライ級のホープの足を止めた。中谷を指導する岡田隆志トレーナーは「こんなに殴られたのは見たことがない」と驚くほど。とはいえ、見守った三迫ジムの三迫貴志会長も「序盤、拳四朗も結構、もらっていたね」と話すように、中谷も気力あふれる8ラウンドだった。

 終了後、握手を交わした2人は図らずも「強かった~」と言葉をそろえた。拳四朗が「距離の取り方がうまい。右のフェイントもいい」と話すと、中谷は「しっかりと状況に応じて打ち分けてくるし、いっぱい勉強になりました」と頭を下げた。岡田トレーナーは「良い緊張感をもってやれました。課題の見つかるスパーだったし、良い刺激をもらいました」と世界王者に感謝した。

 両者は3年ほど前にスパーリングで拳を交えたことがある。拳四朗は「久々に緊張感のあるスパーだった。結構(パンチを)もらいました」と、世界を目指すホープの成長ぶりに納得の表情。中谷とWBO世界フライ級王座決定戦を争うと想定されるWBO1位ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=とはスパーリングでグラブを合わせたことがあり、「大振りには気をつけて。まぐれで(パンチを)もらわなければ、あの距離なら大丈夫。自分の距離さえ守れば、怖い相手ではない。勝てます」と助言とともに、勝利に“お墨付き”を与えた。

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