◆東都大学野球秋季リーグ戦第2週第1日 ▽国学院大7―0東洋大(29日・神宮)
東洋大のドラフト候補右腕・村上頌樹(4年=智弁学園)が、右前腕の肉離れでベンチ入りメンバーから外れ、10月26日に行われるドラフト会議までの実戦復帰は絶望的となった。
村上は前回登板した22日の中大1回戦で、右前腕の張りを訴えて4回で降板。この日の試合後、杉本泰彦監督(61)は「村上は肉離れ。(患部は)肘ではない。前腕の中間くらい」と説明した。現在は治療を受けながらランニングなどでノースロー調整を行っているという。
今後の復帰時期について指揮官は「亜大戦か、最終週には何とか間に合うと思う」と話し、10月27日からの亜大戦か11月3日からの駒大戦を目指していく方針。亜大戦の前は10月6、7日の立正大戦となっており、ドラフト前の実戦登板は極めて困難な状況だ。
村上は智弁学園時代、エースとして16年春のセンバツ優勝に貢献。174センチ、75キロと体格には恵まれていないが、最速149キロの直球にスライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を制球よく投げ込む実戦派。今秋のリーグ戦での成績次第では、上位候補に浮上する可能性もあった。