【静岡】加藤学園が東海大会へ。3位決定戦で三島南振り切る

勝ち越しアーチを放つなど、攻守にチームを引っ張った加藤学園・雨宮
勝ち越しアーチを放つなど、攻守にチームを引っ張った加藤学園・雨宮

◆高校野球秋季静岡県大会 3位決定戦 加藤学園5-2三島南(27日・草薙)

 3位決定戦が行われ、加藤学園(東部1位)が三島南(東部3位)を5―2で下し、2年連続3度目の東海大会(10月24日開幕・三重)出場を決めた。雨宮快成捕手(2年)が4回に勝ち越しソロ。先発の石山拓真(1年)が7回1失点と踏ん張り、継投で反撃をかわした。東海大会の組み合わせ抽選は10月13日に行われる。

 自然も味方に付けた。4回無死。加藤学園・雨宮は内角寄りの直球にバットを繰り出した。滞空時間の長い打球は右翼席で弾んだ。「うまく風に乗ってくれた」。通算7号の勝ち越し弾。昨秋の決勝は自らの暴投でサヨナラ負けしたが、1年後、チームを救ってみせた。東海最後の一枠に滑り込み「後がない中でいい試合ができました」と笑った。

 気持ちを切りかえた。26日の準決勝(対藤枝明誠)は1―6の完敗。帰校後のミーティングは5分ほどで終了。米山学監督(42)は「反省は終わってからする。ぐずぐず言わず切り替えろ」とカツを入れた。雨宮も「1点ぐらいいい。自信を持って投げてこい」と投手陣を鼓舞した。

 前チームでは1年秋から公式戦に出場。絶対的エース・肥沼竣(3年)とバッテリーを組み、甲子園交流試合にも出場したが、現投手陣は経験が浅く継投が基本線。雨宮は走者が出る度にマウンドに向かうようになった。「自分が声かけすることで本来以上の力が出るかもしれない。積極的に行ってます」。本格派の石山を筆頭に、左横手の船橋ら特徴は全員異なる。練習では日ごとに受ける相手を変え、他の捕手からも情報収集。全ては「ピッチャーの一番いいボールを投げさせる」ため、勝利のためだ。

 初先発の石山は低めを丁寧に突き、自己最長の7回を1失点。「持ち味を出せました」と無四球の快投に胸を張った。明誠戦で先発、2回1/36失点と苦しんだ船橋も8回1死三塁からの火消しに成功し、最終回を締めた。

 東海までは約1か月。雨宮は「技術も精神もレベルアップして臨みたい」と意欲。2年連続のセンバツ切符へ、希望はつながった。(武藤 瑞基)

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