竹内結子さん、今月ステキな笑顔を見せていたのに…悲しすぎる

スポーツ報知
竹内結子さんは9月1日のイベントで元気な姿を見せていた

 女優の竹内結子(たけうち・ゆうこ)さん(40)が27日午前2時前、東京・渋谷区の自宅マンションでぐったりしている状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。関係者によると、夫の俳優・中林大樹(35)が発見し、119番した。現場の状況から首つり自殺を図ったとみられ、警視庁が詳しい経緯を調べている。遺書は見つかっていないという。竹内さんは今年1月に第2子を出産したばかりだった。突然の訃報に悲しみが広がっている。

 捜査関係者によると、竹内さんは27日午前2時頃、自宅でぐったりした状態で見つかった。発見した中林が119番。救命処置が行われたが、搬送先の病院で死亡が確認された。現場の状況から、首をつって自殺を図ったとみられる。

 竹内さんは、映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」(09年)の撮影で出会った中林と19年2月に結婚し、今年1月に第2子の次男を出産した。前夫との間に生まれた長男(14)との4人家族。亡くなる前夜も家族で過ごしていたとみられ、関係者は「夫が竹内さんを最後に見たのは、発見する10分ほど前だったようです」と話した。遺書は見つかっていない。

 育児に専念するため、出産後も仕事をセーブしており、撮影の決まっていたドラマ、映画などはなかった。今月1日に行われたサッポロ一番のイベント出演は出産後、初の公の場。特に変わった様子もなく、「お湯を沸かすのもハラハラと見守っていた息子が、自分で作るようになった。夫と一緒に夜食を囲んで男の話をしたり」と、長男が成長したエピソードなどを披露していた。

 女性誌「LEE」10月号では「赤ちゃんのお世話は大変ですね」と育児の苦労も語っているが、関係者は「次男を妊娠した時には、とても喜んでいた」と振り返った。一方で「仕事上の悩みがあったようだ」と話す関係者もいる。

 所属事務所は、公式サイトで竹内さんが亡くなったことを伝えた。「あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆(ぼう)然としております。詳しい状況は現在確認中です」とコメント。葬儀やお別れの会については「協議中」とした。

 竹内さんの遺体はこの日、都内の病院から渋谷署に移された。午後2時20分ごろ、遺体を乗せたとみられるワンボックスカーが通用口から同署を出た。自宅には50人ほどの報道陣が集まり、閑静な住宅街は一時、騒然となった。

 竹内さんは、1999年にNHK連続テレビ小説「あすか」のヒロインを務めた。フジテレビ系「ランチの女王」「ストロベリーナイト」などの人気ドラマで主演し、映画「黄泉がえり」「いま、会いにゆきます」などに出演した。多くのCMにも起用され、お茶の間に親しまれた。

 芸能界では俳優・三浦春馬さん(享年30)が7月に、女優・芦名星さん(享年36)と俳優・藤木孝さん(享年80)が9月に急死。いずれも自殺とみられている。

 ◆竹内 結子(たけうち・ゆうこ)1980年4月1日、埼玉県出身。40歳。スカウトされ、95年にCMデビュー。2007年映画「サイドカーに犬」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞など受賞。09年米ABC制作ドラマ「フラッシュフォワード」出演。14年「君となら」で初舞台初主演。代表作にドラマ「プライド」、映画「チーム・バチスタの栄光」「コンフィデンスマンJP」シリーズ。05年に歌舞伎俳優・中村獅童と結婚し、08年離婚。身長164センチ。

 ◆自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

 ▼いのちの電話 0570・783・556(午前10時~午後10時)、0120・783・556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)

 ▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570・064・556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

 ▼よりそいホットライン 0120・279・338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは0120・279・226(24時間対応)

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