【阪神】藤浪晋太郎、雪辱の0封…“コロナショック”後全員野球で初勝利

8回に3番手で登板した藤浪晋太郎
8回に3番手で登板した藤浪晋太郎

◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―9阪神(27日・神宮)

 “コロナショック”の緊急事態に全員野球で手にした1勝だ。矢野監督は最後尾に待ち構え、ナインをエアハイタッチで出迎えた。「俺らは常に必死というのは大事にしている。何かがあったから必死になってるということじゃなくてね」。打線が5戦ぶりの2ケタ16安打9得点と爆発。9試合ぶりに先発に白星がつく快勝で連敗を3で止めた。

 苦境で一丸になった。カード初戦の25日に1軍では糸原、岩貞、馬場、陽川の新型コロナウイルス感染が判明。濃厚接触者に加え、球団判断によって木浪らを含めた大量20人の入れ替えが行われる事態に陥った。厳しい状況の中、コロナ禍の投打のキーマンが輝いた。

 「打」は決勝点をもたらした遊撃レギュラー木浪の代役を担う高卒2年目の小幡だ。同点の3回2死満塁。「一生懸命走りました」と自慢の俊足を生かして遊撃への勝ち越しの適時内野安打をもぎとった。7回にも中前安打を放ち、一挙5得点のビッグイニングを演出。指揮官は「活躍してくれるに越したことはないけれど、先行投資」と笑った。

 「投」は特例措置の代替選手として昇格した藤浪だ。前夜は痛恨の被弾で敗戦投手になったが、8回にプロ8年目にして初の連投となるマウンドに上がり、最速153キロの直球でねじ伏せて1回1安打無失点。「途中からいく不慣れさはありましたが、精一杯投げることができた」。救援陣は岩崎ら複数離脱しており、矢野監督は「中で使おうかなと。台所事情が大変なんで」と今後もリリーフ起用することを明言した。

 「俺らは毎試合、毎試合、必死さを見せていかなあかん」と指揮官。どんな窮地に陥っても全身全霊で戦い抜くだけだ。(小松 真也)

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