錦織圭、フルセットで396日ぶり4大大会勝利「すごくタフな試合だった」…全仏オープン開幕

初戦突破した錦織圭(ロイター)
初戦突破した錦織圭(ロイター)
錦織圭の4大大会シングルス成績
錦織圭の4大大会シングルス成績

 ◆全仏オープン 第1日 ▽男子シングルス1回戦 錦織(日清食品)1―6、6―1、7―6、1―6、6―4 エバンズ(英国)(27日、パリ・ローランギャロス)

 新型コロナウイルスの影響で例年の5月から延期され開幕した。男子シングルス1回戦で世界ランク35位の錦織圭(30)=日清食品=は、同34位で第32シードのダニエル・エバンズ(30)=英国=に1―6、6―1、7―6、1―6、6―4でフルセット勝ち。右肘手術、コロナ感染から復帰し、19年全米2回戦以来396日ぶりの4大大会勝利を収めた。2回戦は世界73位のステファノ・トラバリア(28)=イタリア=と対戦する。

 錦織は節目となる40回目の4大大会初戦を、辛勝で突破した。第1セットは「すごく悪かった」と自ら認める不調で凡ミス12本を犯して落とした。第2セットは打って変わって0―1から6ゲーム連取。「ラリーを長くして相手のリズムも見ながら」と振り返るプレーでペースをつかみかけたが、簡単にはいかなかった。第3セットもものにしたが、第4セットは取り返された。

 もつれ込んだ最終セット、勝負どころで勘が戻った。5―4の第10ゲーム、40―40から第2サーブを狙いすまし、バックハンドのリターンエース。コロナの影響で制限がかかり、観客のまばらなコートに「カモーン!」の声が響いた。マッチポイントは一発で仕留め、右拳をぐっと握った。ベンチに戻ると目を閉じて大きく一息ついた。

 右肘故障から約1年ぶりに復帰し3大会4試合を重ねた。「目標は本当に何も立てていない。いい試合ができればいいな、というだけ」と無欲で入ったパリは、例年の初夏開催とは全く違う天候に悩まされた。気温10度。あまりの冷え込みに、半袖の下に長袖を着てコートに入った。霧のような小雨が降り第3セットには約10分の中断を強いられた。「雨もあって寒くてボールが飛ばないし、体が動かない」。さらに強風も舞うように吹いた。水を含んだ赤土は滑りやすくフットワークが微妙に狂った。

 悪条件に加え、復帰から間もなく体力面の不安も抱えながら、全仏では自身4番目に長い3時間49分のロングマッチで何とか勝利をもぎ取った。1回戦が3日間にわたって行われる日程で、2回戦までは2日以上空く。「休みが2日あるのは大きい。しっかり休んでリカバリーしたい」。396日ぶりの4大大会勝利の喜びに浸りながら、次の試合に備える。

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