【宏太’sチェック】フリーで決められた3失点目は、プロの試合ではあり得ない

神戸に敗れ、がっくりうなだれる札幌イレブン
神戸に敗れ、がっくりうなだれる札幌イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第19節 神戸4―0札幌(26日・ノエビアスタジアム神戸)

 失点を重ねた神戸戦だが、小柏は本当に良さを出した。スピードとアイデアがあるし、どうすれば点を奪えるかが分かっている。相手のミスを狙いながらプレスをかけたり、最後まで走り続けた。今は1トップ2シャドーで戦っているが、2トップの一角に彼を置いて、衛星的に動かす形も効果を発揮できるのではと思う。

 ただ失点はいただけない。勝ちにいくためにリスクを冒すのは分かるが、イニエスタからのロングボール一本から古橋にフリーで決められた3失点目は、プロの試合ではあり得ない。下がっている選手が誰もいないならGKが指示をしなければいけないし、全く話にならない失点。2点目もイニエスタを田中がチェックすれば問題なかったが、簡単にワンツーを許した。若手が難しい相手と対戦して、いい経験ができたというだけの試合になってしまった。

 上位も厳しくなり、降格もない状況でモチベーションを保つのが大変なのは分かるが、試合はすぐにやってくる。プロでないと言われても仕方ない程の失点シーンを含め、もう一度、みんなで話し合って欲しい。その上で点を取ることにこだわり過ぎず、まずは規律をしっかり守ること。自分たちは弱いんだと自覚して相手より20%多く走り、「やれてる部分はやれてるから」と逃げ道を作らないこと。真のプロ集団となるためには、もっともっと厳しくやっていかなければならないことは、十分痛感したはずだから。

(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

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