【埼玉】川越工のアンダースロー・鈴木 好投も実らずサヨナラ負け

9回サヨナラ負けも2失点と好投した川越工・鈴木
9回サヨナラ負けも2失点と好投した川越工・鈴木

◆高校野球秋季埼玉県大会 ▽3回戦 川口市立2x―1川越工(26日・市営大宮)

 川越工がアンダースロー・鈴木翔馬(2年)の好投も実らず、9回サヨナラ負けを喫した。

 悔しさを押し殺した。9回1死三塁で川口市立・川越悠聖(1年)に中前へ許したサヨナラ打。鈴木は「最後は甘くなったところを打たれてしまいました」と振り返った。負けはしたが堂々の投球だった。174センチ、67キロの右腕は地面すれすれのリリースポイントからボールを低めに集め、右打者から見れば外へ逃げるようなスライダーで相手打者をほんろうした。被安打9もすべて単打。芯でとらえられた打球はほとんどなかった。ベテランの熊沢光監督も「鈴木はよく投げたと思います」とエースをたたえた。

 最近の高校生では珍しいアンダースロー。所沢市・小手指中1年の時、「個性を伸ばしたい」と下から投げ始めた。お手本にしたのは当時、西武で投げていた牧田和久(現・楽天)。「家から近いので、ドームに通って完コピしていました」と笑う。最近はソフトバンク・高橋礼の動画も参考にしている。西部地区代表決定戦の埼玉平成戦で1失点で勝利し「自信になりました」。勢いに乗って8強入りを狙ったが届かなかった。

 69年、73年と夏の甲子園に出場し、73年はベスト4に進んだ古豪も、ここ数年は強豪私学の壁に阻まれている。「新チームはズタズタで、最初は公式戦で1試合も勝てないと言われました」と主将の新井優我(2年)。準々決勝進出は惜しくも逃したが、ベスト16入りはこの先への弾みになるはず。「この悔しさをバネに夏は優勝したい」と新井は古豪復活を誓った。(『報知高校野球』取材班)

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