【埼玉】川口市立がサヨナラ勝ちで2年連続8強 エース右腕・原口が9回11K

9回1死三塁、中前へサヨナラ打を放った川口市立の川越
9回1死三塁、中前へサヨナラ打を放った川口市立の川越

◆高校野球秋季埼玉県大会 ▽3回戦 川口市立2x―1川越工(26日・市営大宮)

 昨秋の県大会で公立校としてただ1校4強入りした川口市立が、苦しみながら準々決勝へ進んだ。

 鈴木久幹監督は試合後、開口一番「しんどかったです」とうなだれた。相手のエース右腕・鈴木翔馬(2年)はアンダースロー。浮き上がる球と、スライダーに手こずった。4回1死満塁の好機で柴田晃佑(2年)がスクイズを決めて1点を先制したが、続く川越悠聖(1年)がスクイズを失敗して追加点を逃した。5回に追いつかれると、鈴木の術中にはまって連打が出ない。延長戦も見えてきた9回。1死三塁の好機で川越が打席に立った。「前の打席でサインミスをしていたので何とかしたかったです」。外へのボールをしっかりとらえて中前へはじき返した。主将の阿部健太朗(2年)は「最後に決めてくれてよかったです」と笑顔で下級生をたたえた。

 試合を作ったのは昨秋4強入りの立役者となったエース右腕・原口稜平(2年)だ。最速143キロを誇るキレのある直球、スライダーで連打も長打も許さない。5回に四球、暴投もからんで1点を失い、9回も2連続四球で1死一、二塁とするが、相手の走塁ミスにも助けられてピンチを脱出。サヨナラ劇に結びつけた。被安打3、11奪三振の好投に遊撃手の阿部は「圧巻でした」とエースの力投に感謝した。

 接戦を制して2年連続の8強進出。「公立校でも、ここまで頑張れるという例になれれば」と鈴木監督は言うが、狙うのはもちろん昨年より上。雨天による日程変更で連戦となっても阿部は「根性で頑張りたい」と言葉に力を込めた。まずは準々決勝で大宮東を倒して2年連続の4強入りを果たす。

(『報知高校野球』取材班)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請