【箱根への道】記者が占う…例年以上にシビアな戦いが予想される箱根駅伝予選会

予選会コース図
予選会コース図

 第97回箱根駅伝予選会は10月17日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内周回コースのハーフマラソン(21・0975キロ、公認申請中)で行われる。上位10人の合計タイムで争い、10校が本戦出場権を獲得する。東洋大の低迷期に4年連続で予選会に出場し、その厳しさを身をもって知る竹内達朗記者(50)が決戦の行方を占った。

 常に極限の緊張感が漂う予選会。今回はいつも以上にシビアな戦いになる。

 例年は陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、立川市街地を回り、国営昭和記念公園ゴールの公認コースで開催されている。今年は新型コロナウイルス感染防止対策として無観客で立川駐屯地内の1周約2・6キロの滑走路を周回するコースで行われる。終盤の国営昭和記念公園内は起伏に富んでいるが、今年はスタートからゴールまで平たんなコースで争われる。

 高速勝負が見込まれる一方、好天となった場合、滑走路は直射日光にさらされ、思わぬブレーキが発生する可能性は高い。コロナ禍によって活動が制限され、例年のような夏合宿ができなかったチームもある。例年と条件が異なり、勝負の行方を占うことは難しいが、あえて予想したい。

 前回の本戦11位で6年ぶりにシード権を逃した中央学院大は全選手が予選会初体験となる。しかし、名将・川崎勇二監督(58)のもと堅調に夏合宿を重ねた。順大は選手層が厚く、3000メートル障害日本歴代2位のスーパールーキー・三浦龍司はロード適性もあり、戦力が充実。この2校は【確実】に突破すると読む。

 日本学生5000メートル優勝の吉居大和(1年)を筆頭に好調な選手がそろう中大、堅実な選手が多い神奈川大は通過が【濃厚】だろう。

 【ボーダーライン】には13校がひしめく。伝統校も油断はできない。継続中としては最長となる73年連続(73回目)の出場を期す日体大にとっては絶対に負けられない戦いとなる。歴代2位タイの出場回数(89回)を誇る日大は主力の仕上がりが出遅れ、苦戦が予想される。前々回、前回ともに次点に泣いた麗沢大、個性派の徳本一善監督(41)率いる駿河台大はそろって初出場の可能性があるだろう。

 かつては常連校だった東農大、専大、亜大はボーダーラインよりやや下か。【苦戦】は免れない。

 100回大会で復活出場を狙う立大は今春に有力新人が入学したが、まだ力不足。今回、突破することは【ミラクル】と言える。

 私は東洋大の低迷期に4年連続で予選会に出場し、4年時には落選の憂き目を見た。予選会に挑む選手の心情を少しでも理解しているつもりだが、失礼を承知で各校を格付けして大胆に占った。低い評価をしてしまったチーム関係者には申し訳なく思うが、その予想が外れた時、心からおわびし、チームの健闘を祝福させていただきたい。

 ◆第97回箱根駅伝予選会開催要項

 ▼日時、コース 10月17日午前9時35分、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内周回コースのハーフマラソン(21・0975キロ)。現在、公認コース申請中。

 ▼出場資格 選手登録は1校10~14人。19年1月1日から20年10月4日までに1万メートル34分以内、5000メートル16分30秒以内の公認記録を有する選手が10人以上所属する大学。

 ▼競技方法 全選手が一斉スタート。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦の出場権を獲得する。関東学生対校の成績による減算タイム(関東インカレポイント)は12年の予選会を最後に廃止。

 ▼関東学生連合 予選会で敗退した大学の中から個人成績上位者を中心に選考。1校1人に限定し、本戦出場経験がない選手が対象。留学生を除く。本戦ではチーム、個人ともに順位がつかないオープン参加となる。

【確実】

中央学院大

順大

【濃厚】

中大

神奈川大

【ボーダーライン】

国士舘大

拓大

日体大

上武大

麗沢大

駿河台大

城西大

法大

山梨学院大

大東大

日大

筑波大

流通経大

【苦戦】

東農大

専大

亜大

【ミラクル】

立大

武蔵野学院大

日本薬科大

平成国際大

育英大

明学大

関東学院大

慶大

桜美林大

東京経大

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