◆社会人野球・都市対抗東京都2次予選1回戦▽NTT東日本10X―0JPアセット証券=8回コールド(24日・大田)
最速152キロの左腕で、ドラフト上位候補に挙がるNTT東日本・佐々木健投手(24)が、8回の1イニングを投げて無失点に抑えた。
「感触はまずまずだった。立ち上がりを心配されているので、入りに集中した」と佐々木。この日の最速は148キロだったが、直球、変化球とも低めに決まり、内容は安定していた。
「先発した時、探りながら試合に入るところがあったので、あえてリリーフで投げる経験を積ませている。その結果、100%で入れるようになってきた」と飯塚智広監督(44)。13日の社会人野球・東京六大学対抗戦で東大を相手に先発した時、初回に無死満塁のピンチを招いたこともあるだけに、この日の投球には進境が見て取れた。
ネット裏では11球団、20人のスカウトが視察。ロッテ・榎チーフスカウトは「真っすぐが走っていて力強かった。スライダー、チェンジアップもいいし、角度もある」と評価した。救援での“学び”を経て、先発のマウンドに立つ時が楽しみだ。