走塁職人・鈴木尚広氏がYouTubeを始めた理由

 
 

 昨年、巨人のコーチを務めた鈴木尚広氏(42)が、9月12日にYouTube公式チャンネル「Swiftrunner」を開設した。1996年ドラフト4位で入団し、巨人一筋20年。スポーツ報知では、原辰徳監督のもと「代走の切り札」として多くのリーグ優勝や日本一に貢献してきた“走塁のスペシャリスト”が、なぜYouTubeを始めたのか、そしてこれからの活動にかける思いなどに迫った。

●YouTubeチャンネルを始めた理由は?

 YouTubeチャンネルを始めたのは、「野球界に貢献したい」という気持ちが大きくなったことが理由です。

私が目標にしていることは

1 野球人口を増やしたい

2 野球をもっと身近なものにしたい

3 野球ができる環境を提供していきたい

4 元プロ野球選手の第2の活躍の場を創りたい

5 プロジェクトを通してプロ野球選手を輩出したい

主にこの5つになります。

野球人気というものが昔に比べて大きくないなかで、野球界を盛り上げることができるよう、「野球はこんなに面白いんだ!」と思ってもらえるようなコンテンツを発信していきたい。また今後予定しているオンラインサロンなどでの活動も合わせて、プレーする立場で「野球はこんなに楽しいものなんだ!」と思ってもらえるよう、実際のプレーに生きる考え方や準備・哲学、トレーニング方法などを余すところなく発信していきたいと考えています。私のプレースタイル、持ち味はやはり「足」にありますので、盗塁や走塁に焦点を置いたコンテンツ展開を基軸にしつつ、守備や打撃での経験・知識、技術などについてもお伝え出来たらと思っています。

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●プロ野球選手を輩出するということについて

 かねてより興味・関心があったことですが、昨年コーチ業を経験させていただき、より指導や育成というものへの思いが強くなりました。私の20年の現役生活で得た経験を還元し、新たに野球界を目指す方たちに貢献出来たらと思っています。私は諸先輩方と違い、決して順風満帆な道のりを歩んでいません。新人時代には1年のうちに3度の骨折をしたり、故障によって長く苦しい2軍生活を経験するなど、自分で言うのもおこがましいですが、プロの世界の「天国と地獄」を知っていると自負しています。後に素晴らしい専属トレーナーとの出会いで、晩年期にかけてはケガと無縁のカラダを手に入れるわけですが、技術面・運動面では「ケガをせず1軍の舞台で長く活躍するために必要なトレーニング法」を、また精神面・思考面では私の「苦労人としての経験」をお伝えし、厳しいプロ野球の荒波を揺るがない精神で乗り越えていけるようにサポート出来たらと考えています。これからの野球界を担う方のお役に立つことができたら、それ以上の幸せはありません。

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●今後のYouTubeチャンネルやプロジェクトをどう進めるのか

 初回と第2回目の動画では、私の思いを長尺でお話しさせていただく内容でしたので、すでにご覧いただいた皆様にはお堅い印象を感じた方もおられるかもしれません。第3回目以降の動画は、足にフォーカスした「走り」の「相関図」=『走関図』シリーズや、巨人時代のエピソードトークなど、より楽しんでご覧いただける内容になっています。さきほど(26日19時)配信された動画も私の巨人時代のエピソードについてお話していますので、ファンの方にはお楽しみいただける内容になっていると思います。毎週水曜日と土曜日に配信していく今後のYouTubeチャンネルでは、私が20年間巨人に在籍したが故にお話しできるエピソードや、苦労人ならではの体験談はもちろんのこと、「野球界を盛り上げる」「野球界に貢献する」というこのプロジェクトの基本軸に見合うコラボレーションも考えています。

 また、少し視野を広げて、野球だけに限定せず、他の種目のアスリートの方や企業経営者の方との対談もぜひ行ってみたいと思っています。私は野球しかしてきませんでしたから、野球というスポーツの中で自分が突き詰めてきた内容しかお話しすることが出来ませんが、プロスポーツの世界で活躍されている方の思考や取り組む姿勢には、相通ずる部分があると思っています。同時に同じでない部分もあると思いますので、それらを対談の中で深掘りし、発信していくことは大変面白いのではないでしょうか。企業についても、その業界をけん引する企業や、長年の伝統を守る老舗企業など、業種は違えども思考や理念・共通するところはあると思います。これは、私が現役引退してからコーチに呼ばれるまでの2年間に多くの企業様で「準備の大切さ」「一瞬に懸ける生き方」「継続することの大切さ」などのテーマで講演をさせていただく中で感じたことです。

 「日本社会」の「プロスポーツ」という世界の中に、「野球」は存在し、多くの方に愛されています。そうした意味では、「野球」をもっと広いところから眺めてみることで、今までに気づかなかった魅力というものも再発見できるのはないでしょうか。いずれにしても、私たちの考えの軸に合うコンテンツであれば積極的に採用していき、最終的には多くの方が野球に興味をもっていただけるというように「野球界への貢献」「野球界への恩返し」という形で繋げることが出来たらと考えています。

 YouTubeチャンネルの動画コメント欄では、視聴者の皆さんからのコンテンツのリクエストなども大歓迎ですので、ぜひご要望があればコメントいただければと思います。

 現役時代から己と向き合い、ひたむきにやるべきことを積み重ねてきた鈴木氏。

その心には、これからさらに加速していく活動への思いの炎がしずかに燃えていた。

チャンネル名の「Swiftrunner」よろしく、未来に向かって颯爽とかけていくのであった。

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●鈴木尚広が現役時代のエピソードを公開

 さきほど配信された動画では、「巨人の負けず嫌いだった選手BEST3」と題して、巨人一筋20年の在籍経験がある鈴木氏が、一人ひとりについてエピソードを語っている。今回は前編で第3位と第2位について語っている。第1位は9月30日19時に配信予定。

 
 
 
 
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