【巨人】阿部慎之助ヘッド代行と原辰徳監督との舞台裏 阿部代行の“慎言”でスタメンの若林が猛打賞!1号!

7回2死、右越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする若林(カメラ・中島 傑)
7回2死、右越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする若林(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人7―3広島(23日・東京D)

 巨人が広島を破り、9連戦を4連勝で締めくくった。貢献度NO1は阿部チルドレンの若林だ。慎之助ヘッド代行の原監督への進言で先発起用され、「8番・左翼」で今季1号含む猛打賞。坂本も右翼席への16号ソロなど、セ・リーグ歴代単独6位となる通算160度目の猛打賞をマークした。田口は8回1/3を3失点で5勝目。2位阪神が敗れ、優勝マジックは2つ減って「28」となった。

  • ソロ本塁打を放った若林(右奥)を迎える(左から)原監督、阿部ヘッド代行
  • ソロ本塁打を放った若林(右奥)を迎える(左から)原監督、阿部ヘッド代行

 火の出るような当たりだった。若林がかっ飛ばしたライナーは、右翼ポール際の中段へ飛び込んだ。「カウントが有利だったので、悔いのないスイングをしようと心がけました」。5点リードの7回2死。2ボールから、真ん中に入ってきた菊池保の直球をさばいた。昨年9月3日の中日戦(新潟)以来となる今季1号ソロでトドメを刺した。

 6試合ぶりのスタメンでしっかりと爪痕を残した。1点リードの2回無死二、三塁。野村の外角変化球をバットの先に当てると、小飛球は前進シフトの内野の後ろ、左翼線にポトリと落ちる適時二塁打となった。5回2死では右中間へ二塁打を放ち、7回のダメ押し弾と合わせて今季初の猛打賞。3回には死球を受けていて、全4打席で出塁した。

 活躍の裏には、実は阿部ヘッドコーチ代行の推薦があった。原監督は試合後、「ヘッド代行が『若林をぜひ今日のゲームで使ってくれ』と。『そうか、よし、じゃあいこう』ということで始まった。私の中には、スターティングメンバーというのは、かすかにあった程度でね」と舞台裏を明かした。指揮官の頭の中には若林以外の選手をスタメン起用するプランもあったそうだが、慎之助代行のひと言で最終的にラインアップが固まったという。

 昨季、若林は野村に対して5打数2安打。少ない対戦ながら、当時現役として一緒に戦っていた阿部慎之助の目には、野村攻略のキーマンとして可能性を秘めていると映ったのだろう。2軍監督となった今年も、7月からおよそ1か月間、ファームで若林を見ている。長年、球界NO1捕手に君臨していただけに、投手と打者の相性には誰よりも敏感だが、その“慎眼”にやはり狂いはなかった。

 今季8度目の同一3連戦3連勝。貯金を最多の26に積み上げ、優勝へのマジックは28となった。若林は「いただいたチャンス。一打席一打席、必死でした。終わってみれば3本という結果でよかったです」と謙虚に振り返ったが、原監督は「見事な活躍。1本目はラッキーだったけどね。日頃、野球に真剣に取り組んでね、そういうのも味方するんだろうな」とたたえた。ベンチが勝利への最善策を見いだし、ナインは懸命にプレーで応える。隙など生まれるはずがない。(尾形 圭亮)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
試合詳細
7回2死、右越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする若林(カメラ・中島 傑)
ソロ本塁打を放った若林(右奥)を迎える(左から)原監督、阿部ヘッド代行
すべての写真を見る 2枚

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請