【巨人】田口麗斗、笑顔なき5勝…完投まであと2人で無念の降板「また自分の弱いところが」

完投を逃し、坂本(右)から肩をもまれねぎらわれる田口(カメラ・橋口 真)
完投を逃し、坂本(右)から肩をもまれねぎらわれる田口(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 巨人7―3広島(23日・東京D)

 試合に勝利しても、田口の表情は変わらなかった。3年ぶりの完投勝利目前の9回1死からピレラに2ランを被弾し、無念の降板。ベンチに下がると最前列に立って球場に響くほどの声を上げて応援した。「前回も回の途中で終わって。何とか投げきりたいと思っていましたが、また自分の弱いところが出てしまった」と唇をかみしめた。

  • 左腕を振り力投、5勝目を挙げた田口
  • 左腕を振り力投、5勝目を挙げた田口

 序盤は味方の守備に助けられながら無失点で乗り越えた。4回には先頭に四球を与えてからの適時打で失点。ベンチに戻ると阿部ヘッドコーチ代行から「結果を出さないと」と“喝”を入れられ、より一層気持ちが高まった。「その次から対バッターに集中して投げることができた」と、5~8回を3者凡退と好投し、8回1/3を112球で5安打3失点、5奪三振で今季5勝目を飾った。

 この日は特に直球のキレが光った。前回登板した16日の阪神戦(東京D)では8回途中に降板。中6日の調整の中でこだわったのは「直球の質」だ。三沢投手コーチと話し合い、三塁から一塁へステップしてしっかりスローイングする練習に取り組んだ。下半身を使い、指先の感覚を磨くことにもつながる。1週間を経て「最後は打たれたけど、中盤頃からイメージしているボールが投げられた」と手応えを感じた。

 今年は先発に再転向し、先発の「柱」と期待され開幕ローテを勝ち取った。一度は左太もも裏の張りで離脱したが、復帰後は先発ローテを守って、この日の勝利で3連勝。メルセデスが左肘の違和感で抹消され、今村も登板機会がないため抹消中。現在の先発ローテで左腕は田口一人だけだ。

 「まだまだ『柱』という部分では認めてもらえていない。もっともっと成績を残していかないとローテにも残れない。まず目の前の1試合1試合を全力で投げて、結果を求めていきたい」

 常に向上心を持ち続ける田口。完投を逃した悔しさをバネに、まだまだ突き進んでいく。

(玉寄 穂波)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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左腕を振り力投、5勝目を挙げた田口
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