【五輪トリビア】ローマ・東京を連覇 裸足の英雄アベベ・ビキラ

オリンピックモニュメント
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 1960年ローマ五輪で世界中を驚かせたのが、男子マラソンのアベベ・ビキラ(エチオピア)だ。レース前は無名だったアフリカ選手が、夕暮れのローマで繰り広げられたハイペースのレースを制し、2時間15分16秒2の世界最高記録で優勝。度肝を抜いたのは石畳の多い走路を裸足(はだし)で駆け抜けたことだった。大会直前にシューズが壊れ、代替品を調達できなかったことが理由だが、同年はカメルーンなど17か国が独立した「アフリカの年」。アベベは裸足の英雄として一躍有名になった。

 続く64年東京では、大会前に虫垂炎の手術を受けたにもかかわらず、シューズを履いて甲州街道を独走。2時間12分11秒2の世界最高で同種目史上初の連覇も達成した。最強の名を欲しいままにしたアベベだったが、68年メキシコ市五輪では途中棄権。翌69年に自動車事故で下半身不随に見舞われ、73年10月、脳出血でわずか41歳の人生を終えた。

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