藤井聡太棋聖、「将棋はスポーツ?」の問いに「棋士が盤上に臨む姿勢はアスリートが競技に臨む姿勢と同じ」 棋聖就位式で

初めてのタイトル就位式に臨んだ藤井聡太棋聖
初めてのタイトル就位式に臨んだ藤井聡太棋聖

 将棋の第91期棋聖就位式が23日、都内で開催され、藤井聡太棋聖(18)=王位=が自身初のタイトル就位式に臨んだ。

 藤井棋聖は6~7月の棋聖戦5番勝負で渡辺明前棋聖(36)=名人、棋王、王将=に挑戦し、3勝1敗で初タイトルの棋聖を奪取。17歳11か月での戴冠は、1990年に18歳6か月で棋聖を獲得した屋敷伸之九段(48)の記録を30年ぶりに更新する史上最年少記録となった。黒紋付き羽織袴姿の藤井棋聖は「ファンの皆様にご声援をいただき、誠にありがとうございました。今回の棋聖戦は自分にとって初めてのタイトル戦、5番勝負では得難い経験をすることができました。経験を生かして成長できたらと思います。今後とも宜しくお願い致します」と謝辞を述べた。

 若き棋聖の誕生は将棋界の枠組を超える反響を呼んだ。藤井棋聖が表紙を飾り、創刊40年で初めて将棋・棋士特集を組んだスポーツ雑誌「Number」は今月3日に発売されて以降4刷を重ね、累計23万部に。過去14年間の同誌で最多の発行部数を記録した。

 これらの現象を受け、各メディアやインターネット、SNS上では「将棋はスポーツか、棋士はアスリートか」という論議が巻き起こっている。これに対する見解を問われた藤井棋聖は「棋士が盤上に対する姿勢は、アスリートの方の競技に対する姿勢と同じものを見ていただいている。アスリートの方と同じように、将棋に対して真摯に取り組んでいくことが大事だと思っています」と述べた。

 前日の王将リーグ開幕戦で藤井棋聖を破った羽生善治九段(49)は今月7日、同じ質問に対し「将棋はスポーツの側面を持っていると思います。歴史的な背景を考えれば、将棋は伝統文化のカテゴリーに入ると思いますが、海外の将棋類、例えばチェスや中国将棋(シャンチー)などは全てスポーツのカテゴリーに入ることが一般的なので、それは歴史的背景の違いによるもの、ということになると思います」と語っている。(北野 新太)

 師匠の杉本昌隆八段(51)も駆け付け、花束を贈呈した。「師匠から花束をもらって彼はうれしいのか、という申し訳ない気持ちにもなります」と笑いを誘いつつも「(史上最多記録の)29連勝の時、取材に『映画で言えば予告編』と答えていました。今回、本編が始まりました。これからとてつもない記録を塗り替えていくと思います」とエールを送っていた。

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