【東都】“サニブラウンに勝った男”中大・五十幡亮汰、超速2盗塁に12球団52人スカウト驚嘆 外れ1位の可能性も

8回1死一、三塁、二盗を決める中大・五十幡亮汰
8回1死一、三塁、二盗を決める中大・五十幡亮汰

◆東都大学野球秋季リーグ第1週第1日 ▽中大3―0東洋大(22日・神宮)

 昨秋覇者の中大は東洋大との開幕戦を3―0で制した。“サニブラウンに勝った男”として知られる快足外野手・五十幡亮汰(4年)が1安打2盗塁。超絶スピードに全12球団のスカウト陣から驚嘆の声が上がり、ドラフトで外れ1位指名の可能性も出てきた。春季リーグは新型コロナウイルスの影響で中止。今秋は2回戦総当たり制で、勝利数の多いチームが優勝となる(従来は2戦先勝の勝ち点制)。

 風を切って本塁に滑り込んだ。1点リードの8回2死満塁、内山京祐の中前安打で、二塁走者の五十幡は、相手中堅手の前進守備のなか、悠々セーフ。昨秋からの連覇を狙うチームに貴重な3点目をもたらした。

 全12球団52人のスカウトの度肝を抜いた。2つの二盗を決め、ソフトバンクのスカウトが計測したスタートから二塁到着までのタイムは2秒97。3秒3を切れば俊足とされるだけに超人的だ。ロッテ・永野プロ・アマスカウト部長も「超トップクラス。ウチの和田もここまでは速くない」と話す。

 足だけじゃない。相手の失策を呼んだ遊直に、一直、左前安打と、強くて低い打球を連発した。「球が速い投手には力負けしないように、しっかり振っていくことを心がけています」。俊足選手にありがちな走り打ちとは無縁の力強いスイングに、日本ハム・大渕スカウト部長も「凡打を含め、バッティングの中身がいい」とうなずいた。

 50メートル5秒6の俊足だけでなく、遠投110メートルの強肩も魅力。周東を発掘したソフトバンクの永井編成育成本部長は「だいぶ評価を上げたんじゃないか」と指摘した。これまでドラフト上位候補の一人とされてきたが、俊足選手を補強ポイントとする球団が外れ1位で指名する可能性も出てきた。(灰原 万由)

 ◆五十幡 亮汰(いそばた・りょうた)1998年11月27日、埼玉・行田市生まれ。21歳。行田東フェニックスで野球を始め投手、遊撃手。小学6年時にヤクルトジュニアで外野手。長野中時代は東京神宮シニアに所属。3年時に全国中学陸上選手権の100メートルと200メートルでサニブラウンを破り2冠。佐野日大では高校通算5発のうち3本がランニング本塁打。中大では1年春からレギュラー。ベストナインを2度受賞。172センチ、67キロ。右投左打。

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