錦織圭、クレー巧者を崩しきれず初戦敗退「名残惜しい」感覚戻りきらないまま全仏へ

錦織圭
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◆男子テニス ハンブルク・オープン第2日 ▽シングルス1回戦 ガリン(6―0、6―3)錦織(22日、ドイツ・ハンブルク)

 シングルス1回戦で世界ランク35位の錦織圭(30)=日清食品=は、同22位のクリスチャン・ガリン(24)=チリ=に敗れた。守りの堅いクレー巧者を崩しきれず、第2セットはブレイクチャンスを生かせなかった。右肘故障からの復帰後、3大会4試合を経験し、27日開幕の4大大会・全仏オープン(パリ)へ臨む。

 錦織は「名残惜しい」と敗戦を振り返った。第1セットは1ゲームも取れずに落とし、第2セットは第5ゲームで先にブレイクに成功。しかしすぐ追いつかれ、3―5の第9ゲームは3度のブレイクチャンスを生かせなかった。「感覚的には悪くなかった。チャンスがあっても落としてしまった。最終セットに行けたり、もうちょっと競ってくる場面があれば(感覚が)戻ってくると思う」と、反省が口をついた。

 ツアー通算4勝全てがクレーの大会で、今季も2勝を挙げているガリンは、大きく下がって守ってきた。粘り強いコートカバー、攻撃に転じた時のカウンターの強烈さが光り、錦織も「相手が一歩上だった」と認めざるを得なかった。復帰後4試合で最も世界ランクの高い相手に、第1セットはリターンのタイミングも全く合わず、形を作ってもミスショット。試合中「あ~も~」と天を仰いだ。

 昨年10月の右肘手術、コロナ禍のツアー中断、さらに自身の感染で生まれた空白期間。復帰途上だと自分が最も分かっている。「時間はかかると思っている。もうちょっと。今は耐えるしかないというか。我慢が必要かなと思う」と焦りを抑える。感覚は戻りきらないまま全仏のパリへ。現時点では、11年全米以来のノーシードで、1回戦から強敵と当たる可能性もある。「目標は本当に何も立てていない。どこまで行くかは掲げていない。いい試合ができればいいな、というだけ」と無欲を強調した。

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