【神戸】新監督にアギーレ氏浮上…フィンク監督が退任「家族の元に戻る」今季J1で初の指揮官交代

アジア杯日本・UAE。PKに失敗した日本代表・香川真司(左)を慰めるハビエル・アギーレ監督
アジア杯日本・UAE。PKに失敗した日本代表・香川真司(左)を慰めるハビエル・アギーレ監督
イレブンの消極的なプレーに、大きく足を蹴り上げて指導する日本代表のハビエル・アギーレ監督
イレブンの消極的なプレーに、大きく足を蹴り上げて指導する日本代表のハビエル・アギーレ監督
2日のルヴァン杯準々決勝・川崎戦で、イニエスタに指示を出す神戸・フィンク監督(左)
2日のルヴァン杯準々決勝・川崎戦で、イニエスタに指示を出す神戸・フィンク監督(左)

 神戸は22日、トルステン・フィンク監督(52)が21日付で退任したことを発表した。クラブによると監督の意向を受けての退任で、フィンク氏はクラブを通じ「家族のもとに戻る決断をした」と理由を語った。今季J1では最初の監督交代で、神戸のシーズン途中での交代劇は4季連続。後任候補には元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏(61)が浮上した。

 J1後半戦のスタート前日という異例のタイミングでの電撃退任発表だった。クラブによると、フィンク氏は21日までにクラブに意志を通達。22日夕方からの練習を前に選手らに別れのあいさつをしたという。セバスチャン・ハーンヘッドコーチ(44)、モラス雅輝アシスタントコーチ(41)、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチ(55)の契約解除も発表された。

 ドイツ出身のフィンク氏は昨年6月、神戸監督に就任。天皇杯を制してクラブに史上初のタイトルをもたらし、2月のゼロックス杯も手にしたが、現在リーグ戦は7試合未勝利中だった。

 単身で来日。今年はコロナ禍もあり、家族と離れた生活はストレスだったとみられ、今月中旬にドイツメディアが今季限りで退任し欧州に戻る可能性があると報道した。その際は「誤解がある。『家族に会いたい』と(取材に)伝えただけ」と否定したが、この日発表のリリースでは「家族のもとに戻る決断をしました」と胸の内を明かした。

 23日の鳥栖戦(ノエスタ)はマルコス・ビベスアシスタントコーチ(45)が暫定的に指揮を執る。練習後、リモート取材に応じたMF山口は「さっき(退任を)聞いたばかり。なかなか整理するのが難しい」と動揺を隠せなかった。

  • 元日本代表監督のアギーレ氏

    元日本代表監督のアギーレ氏

 クラブは後任を未定としたが、関係者によると元日本代表監督のアギーレ氏が候補に挙がっている。母国メキシコの代表監督として2度のW杯16強入りを果たした名将。14年8月に日本代表監督に就任も、スペイン・サラゴサ監督時代の八百長疑惑が原因で翌年2月に解任され、日本を去っていた。昨季は同1部レガネスで監督を務めたが、チームの2部降格で退任している。アギーレ氏が有力だが、Jクラブ監督に必要なS級ライセンスを持つ三浦淳寛スポーツダイレクター(SD、46)が指揮を執る可能性もあるという。

 ◆近年の神戸の監督交代劇 神戸は過去にも監督交代が繰り返されてきた歴史があり、今季で4年連続となる。17年は3年目だったネルシーニョ監督(現柏)との契約を成績不振を理由に8月に解除し、後任に吉田孝行ヘッドコーチを昇格。18年9月には“バルセロナ化”に向け、かつてバルセロナを率いた世界屈指の名将・グアルディオラ氏(マンチェスターC監督)が師と仰ぐリージョ氏を招へいしたが、19年4月に突如退任した。以降は吉田前監督を再登板させた後、同6月からフィンク監督が就任した。

 ◆トルステン・フィンク 1967年10月29日、ドイツ・ドルトムント市生まれ。52歳。83年にドイツ1部ドルトムントとプロ契約を締結。97年に移籍したバイエルンでは、守備的MFとして欧州CL制覇や4度のリーグ優勝を経験。06年の現役引退後はバーゼルやハンブルガーSVなどで指揮を執り、バーゼルではスイスリーグ2連覇。ザルツブルクでコーチを務めていた際は現役時代のG大阪・宮本恒靖監督を指導した。

アジア杯日本・UAE。PKに失敗した日本代表・香川真司(左)を慰めるハビエル・アギーレ監督
イレブンの消極的なプレーに、大きく足を蹴り上げて指導する日本代表のハビエル・アギーレ監督
2日のルヴァン杯準々決勝・川崎戦で、イニエスタに指示を出す神戸・フィンク監督(左)
元日本代表監督のアギーレ氏
すべての写真を見る 4枚

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請