名脇役の斎藤洋介さん、死去…咽頭がん闘病中

スポーツ報知
斎藤洋介さんの遺作となった映画「狂武蔵」のワンシーン

 名脇役として活躍した俳優の斎藤洋介(さいとう・ようすけ)さんが19日に都内の病院で急死したことが20日、明らかになった。69歳だった。

 所属事務所によると斎藤さんは19日夕、都内の自宅で夕食後に体調を崩し、病院に救急搬送された。その時点で意識はなく、最期は妻にみとられ天国へと旅立ったという。死因は不明だが、7月に歯のインプラント治療を受けた際に咽頭がんが見つかり、切除手術を受けていた。末期ではなく、仕事復帰を目指し、再発を防ぐ放射線治療のため通院治療を受けていたという。

 亡くなる前日(18日)も元気な様子で仕事の打ち合わせをしていた。事務所関係者は「誰からも愛される人でした」と人柄をしのび、「突然のことで戸惑っています。コロナの状況があるので、今年いっぱいはゆっくりして、仕事は来年から頑張ろうと話したばかり」と明かした。葬儀、告別式は近親者のみで済ませる。2人の息子のうち、次男の悠(36)は俳優で、舞台「ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』」(東京・世田谷パブリックシアター、27日まで)に出演している。

 公開中の時代劇映画「狂武蔵」(坂口拓主演、下村勇二監督)が遺作になった。昨年3月、撮影に参加した斎藤さんは山崎賢人(26)演じる若手武士・忠助の師匠役を演じた。飄々(ひょうひょう)とした中にも、すごみのある表情で作品に重厚感をもたらした。映画の公式ツイッターは「一門の危うさを表現する上で、とても重要な役を見事に斎藤洋介さんに演じて頂き、作品に厚みをもたらすことが出来ました。優しく紳士な方でした」と追悼した。

 ◆斎藤 洋介(さいとう・ようすけ)1951年7月11日、愛知県生まれ。79年にNHKドラマ「男たちの旅路 車輪の一歩」で演じた車いす生活の男性役で注目され、81年の映画「セーラー服と機関銃」(相米慎二監督)などに出演。94年のドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」や「家なき子」で陰湿なイジメをする怪演で強い印象を残した。バラエティー番組「SMAP×SMAP」ではコントにも挑戦。19年にはオレオレ詐欺の被害で100万円をだまし取られたことを告白した。

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