【日本ハム】度重なるミスで逆転負け、西川遥輝プロ初4番抜てきで初回3点も…

9回、捕手・清水の一塁悪送球を取れず座り込む清宮(左)
9回、捕手・清水の一塁悪送球を取れず座り込む清宮(左)

◆パ・リーグ 日本ハム3―5ロッテ=延長10回=(20日・札幌ドーム)

 日本ハムは3―5でロッテに逆転負けした。借金は3に逆戻り。栗山英樹監督(59)は今季全試合4番起用の中田翔内野手(31)を休養のため先発から外し、西川遥輝外野手(28)をプロ初4番に抜てきした。初回に3点を奪い主導権を握ったが、先発・金子弌大投手(36)が2回で緊急降板するアクシデントも発生。終盤に内野陣がミスを連発し、自ら白星を手放した。

 1万人超の悲鳴が、札幌Dにこだました。1点リードで3連勝に手をかけた9回2死一、二塁。パスボールに飛び出した一塁走者を刺しにいった清水の送球は、清宮のミットをかすめ右翼へ転がっていた。二塁走者が一気に生還した。タッチアウトなら試合終了。勝敗を分ける土壇場で、守備のミスで勝利を手放した。

 勝たなければいけなかった。先発の金子が2回途中に右ふくらはぎに違和感を訴えた。大事をとり2回完全のまま降板させたが、3回から緊急登板した村田が3回無失点の好リリーフ。主導権は握っていたはずだった。潮目が変わったのは6回。先頭のイージーゴロを石井が捕球ミス。3番手の公文は2死までこぎつけたが、佐藤に2ランを浴び、不穏な空気が流れ始めた。

 先発の早期降板でブルペンも火の車だった。延長10回。ブルペンは4投手が残ったが、選んだのは新人の鈴木健。カード初戦は4点差でも万全を期して起用した2連投中の宮西は、使わなかった。栗山監督は「戦略上の問題だったり、いろんなことがあるので。こっちはベストを尽くしているだけ」と継投理由の明言を避けたが、10回に勝ち越しを許した新人右腕には、荷が重すぎた。

 今季最多1万307人が観戦した試合後。栗山監督は紅潮した顔で必死に感情を押し殺した。「本当にいろんなことがあるけど、このままではいけないのでしっかりやっていきます」。信じて起用し続ける若手の度重なるミス。糧にしてもらうには、逃した1勝が大きすぎる。(秦 雄太郎)

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