【巨人】坂本勇人も熱気も復活…入場制限緩和で大拍手、原監督「華やか」

6回2死一塁、坂本が右中間へ適時二塁打を放つ(カメラ・清水 武)
6回2死一塁、坂本が右中間へ適時二塁打を放つ(カメラ・清水 武)

◆JERAセ・リーグ DeNA7―1巨人(19日・横浜)

 プロ野球は、入場制限が緩和された各球場に多くのファンが訪れた。巨人は敵地でDeNAに敗れ3連敗。3戦連続の零敗を免れるのがやっとだった。打線テコ入れのため3番・坂本、4番・岡本、5番・丸の並びにした原監督は「3番で切れるケースが多かったので、そこに勇人を入れた」と主将への変わらぬ信頼を口にした。優勝マジックは1つ減って34。再び上昇気流をつかむため、Gナインよ、勇人に続け!

 二塁にたどり着いた坂本は、ベンチに向かって小さく右拳を上げた。だが、笑顔はなかった。3点を追う6回2死一塁。それまで1安打の好投を続けていた浜口の低めフォークをはじき返した。「つなぐ意識を持って積極的にスイングしました。得点につながってよかったです」。右中間を破るタイムリー二塁打で、チームに27イニングぶりの得点をもたらした。なかなか点が取れない嫌な流れを止めたのは、主将のバットだった。

 久しぶりに「H」ランプをともして波に乗った。初回1死一塁では、出場5試合ぶりとなる中前安打。この2安打で通算2000安打まで残り46本とした。軽い体調不良で16、17日の阪神戦(東京D)を欠場したが、もう心配はいらない。

 この日は、前日18日の1番から3番に打順が変わった。4番・岡本、5番・丸へとつなぐ重要な位置だ。サカ・オカ・マルが同打順を組んだのは8月22日の広島戦(マツダ)以来。そこには原監督の期待と狙いがあった。最近ではウィーラーやパーラらが日替わりで3番に座ったが「3番がこのところ機能していなくて。3番で切れるケースが多かったので、そこに勇人を入れた」。シーズン前半の打撃不振を乗り越えて状態を上げてきた坂本が、期待に応えて奮起。指揮官も「今日はよかったですね」とうなずいた。

 悲観し過ぎる必要はないが、3試合でわずか1点の得点力不足からは抜け出したい。17日の阪神戦(東京D)では二塁すら踏めず。18日のカード初戦は散発3安打。この日は初回に始まり6、7、9回と再三、得点圏のチャンスを作った。指揮官が「(チームに)少し兆候は出ている」と言うように、上向いていることは確かだ。

  • 19日の試合の各球場観客数

    19日の試合の各球場観客数

 そこで大事になるのは、主将・坂本の言葉を借りるならば「つなぐ意識」だ。唯一の得点となった坂本のタイムリーは逆方向への当たり。苦しい時こそ、後ろへとつなぐ意識を持ち、中堅から逆方向への打撃を心がけることも大切。その意識付けが得点につながるはずだ。

 チームは9連勝後に3連敗を喫したが、2位・阪神が敗れたため、優勝マジックは1つ減り「34」。2位とは9・5ゲームも離れており、依然として首位を独走する。坂本がバットで体現した道筋に、あとは仲間たちが続いていくだけだ。(小林 圭太)

試合詳細
6回2死一塁、坂本が右中間へ適時二塁打を放つ(カメラ・清水 武)
19日の試合の各球場観客数
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