ヤンキース・田中将大、今季最長7回を3失点で3勝目「いい登板だった」…打線が球団初の1イニング5発と大量援護

力投する田中将大(ロイター)
力投する田中将大(ロイター)

 ◆ア・リーグ ヤンキース10―7ブルージェイズ(17日=ヤンキー・スタジアム)

 ヤンキースの田中将大投手(31)が17日(日本時間18日)、本拠地でのブルージェイズ戦に先発。今季最長7回を投げ、2本塁打を含む7安打3失点の今季初のクオリティスタートで今季3勝目を挙げた。防御率は3・27。打線は1イニング5本塁打含む6発でブルージェイズ3連戦すべて2ケタ得点で圧勝。8連勝となって貯金も8となり、ポストシーズン進出が確実視されている。

 悠々と今季最長の7回を投げ切った。グリエルに許した2本のソロなど3失点も、支配的で緻密な田中らしい投球内容で3勝目を挙げた。

 「全体的にしっかり抑えられたと思うし、いい登板だった」

 自らの守備で味方の1イニング5本塁打の爆発を引き寄せた。3回1死二、三塁のピンチでビシェットに中前に同点打を許したが、中堅からの送球をカット。ビシェットを二塁で刺した。

 「僕にとっては普通のプレー。三塁(を回った)走者が行かない感じがしたから、ホームのカバーに行くのを止めた。送球は高いのが来たが、一塁走者が走ったのが見えた。これ、俺、(アウトを)獲れるなと思った」

 6回にも膝元へのライナーを素早く捌き、最後の打者は一ゴロで安定のベースカバーを披露。夏季キャンプ初日に頭部への打球直撃のアクシデントに見舞われたが、アスリートの本能は消えていない。

 味方打線に大量援護を貰うと、今季課題としたスプリットも織り交ぜ、「いい兆しが自分の中であった。手応えをゲームの中で感じた」とプレーオフを睨んだ収穫もあった。

 チームは50試合を消化(29勝21敗)。ワイルドカードは順当ならコール、田中とみられ、ブーン監督は残り10試合中に日程調整も視野に入れている。

 最終カードとなる本拠地でのマーリンズ戦に続き。ワイルドカードゲームもホテル泊となる。

 この日の試合後、遠征に出たヤンキースは最長で10月28日のワールドシリーズ第7戦までの“長期遠征”になる。「大きなご褒美を持って帰ってきたい」とブーン監督が言えば、田中も「長くなればいい」と頷いた。 (一村 順子)

 〇…ヤンキースが往年のブロンクス・ボンバーズ(爆撃機)らしい長打攻勢を発揮した。同点の4回1死一塁からサンチェスの左越二塁打で勝ち越した後。ガードナー(中堅)、ラメーヒュー(右翼)、ボイト(右翼)が3連発。いずれも初球を叩いてアーチを掛けると、2死後、スタントン(右翼)、トーレス(左翼)が連弾。1イニング5本塁打は球団初、大リーグ7度目のタイ記録。7回にはサンチェスも左翼席にたたき込み、史上初の3戦連続6本以上、3試合合計19本の2つのメジャー新記録となった。先発した田中も「遠くにいて何が起こったか分からなかったが、本塁打の音や皆の声で、またホームランだ、と気づいた。お~、凄っ、マジかよって感じだった」と舌を巻いていた。

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