東京五輪組織委は18日、1年延期となった五輪の簡素化の費用削減効果が、現時点で約200億円にとどまるとの一部報道に対して不快感を表明した。発表されたコメントの中で「徹底的な簡素化を図るべく、あらゆる分野について見直しを進めている」と改めて現在の動きを説明。「現時点では具体的な数字をお示しする段階には全く至っていない。現段階で具体的な金額が積み上がっているかのような誤解を与える報道が出たことは遺憾である」とした。
今月24、25日に行われるIOC調整委で簡素化の柱となる52項目について合意すべく調整しており、費用削減効果については、その後に精査するとしている。