大坂なおみ、全仏欠場 このまま今季終了も…左太もも裏痛が影響「十分に準備する時間がない」

大坂なおみ
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女子テニスの全仏後の主な日程と女子世界ランクトップ10の全米、全仏出場状況
女子テニスの全仏後の主な日程と女子世界ランクトップ10の全米、全仏出場状況

 全米オープンで2年ぶり優勝を果たした大坂なおみ(22)=日清食品=が18日、自身のツイッターで27日開幕の全仏オープン(パリ)の欠場を表明した。全米前哨戦から抱える左太もも裏痛が影響し「十分に準備する時間がない」と説明。今後のツアー日程は新型コロナウイルスの影響で中止・延期が相次いでおり、このまま今季終了を迎える可能性もある。

 全米女王の大坂が、開幕まで10日を切った全仏の欠場を決断した。ツイッターでファンへの感謝を述べ「左太もも裏にまだ痛みがあり、クレーコートの準備を十分にする時間がない。私にとって今回2大会の日程は近すぎた」と説明した。負傷は全米前哨戦を棄権した原因となり、全米は分厚いテーピングをして乗り切り、まだ回復の途中。コロナ禍での変則日程で、全米から2週間で再び4大大会に向かうのは困難だった。

 全米直後から、関係者には欠場に気持ちが傾いていることを打ち明けていた。全米のハードコートは球足が速く、武器の強打が生きて最も得意とする。一方で全仏の舞台、赤土のクレーコートは球足が遅くなる。滑りやすい分、独特なフットワークが必要で、大坂は最高成績が3回戦と4大大会で最も苦手とする。ツアー中断中に練習した米国で主流の緑色クレーとも異なり、適応は簡単ではない。

 けがが順調に治ったとしても、今後の日程は不透明だ。昨年は全米後に大阪開催の東レ・パンパシフィックOP、中国OPで2大会連続優勝を果たし、年間上位成績8人が出場するWTAファイナルに2年連続で出場した。ところが今年は、中国政府が年内の国際スポーツ大会全ての中止を決め、女子ツアーを統括するWTAは最終戦を含む8大会の中止を余儀なくされた。現時点で開催予定は10月のチェコでの1大会しかない。

 関係者によると、秋に欧州でトップ選手が集まるオールスター戦の構想はあるが確定はしていない。米ロサンゼルスに拠点を置く大坂は、渡航のリスクもあり出場するか未定。ファンには「近いうちに会えることを願っています。それまで元気でね」と呼びかけたが、このままシーズンを終える可能性もある。(大和田 佳世)

 ◆今年の4大大会 新型コロナの影響で、5月24日に開幕予定だった全仏が、9月への延期(当初は20日開幕)を決定。6月末開幕のウィンブルドン選手権は延期による芝の養生が難しいため、中止が決まった。全米オープンは無観客など、対策を取って予定通りに8月31日~9月13日に実施。全仏も全米開催を受け、開始日を1週間延ばして9月27日から10月11日とした。

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