【仙台六大学】秋季リーグ19日開幕。東北福祉大・元山飛優が5連覇導く

ダッシュをする東北福祉大・元山
ダッシュをする東北福祉大・元山

 仙台六大学野球秋季リーグ戦が19日に開幕する。5連覇を狙う東北福祉大は、ドラフト候補野手の元山飛優主将(4年)=長野・佐久長聖出=が、“原点回帰”の精神でプレーすると宣言。優勝校は明治神宮大会東北地区代表決定戦(10月24―25日、青森・はるか夢)に出場する。

 大学最後のリーグ戦を前に、東北福祉大・元山がたどり着いたのは“原点”だった。「今までたくさん悩んできたので、打つのも守るのもシンプルに考えていこうと思っている」。2年春にはMVPや最高打率賞に輝くなどバットで結果を残してきたが、「何で打てているんだろう、と思っていた。感覚的にはずっと悪かった」。足の位置やバットの出し方など細かい点まで意識してプレーしてきたが、納得のいかない状態が長かった。

 悩み苦しむなか、父親のひと言をきっかけに考えを改めた。「『原点にして頂点』と言われてハッとした。もっと簡単にやろうと思った」。自主練習ではトス打撃やマシンを使った打撃練習ではなく、中学時代に毎日していたという素振りを取り入れた。鏡の前でやると「気になるところに目がいってしまう」と、寮の駐車場で実施。どんな球でも強く振ることや、中堅から反対(左)方向に打つことなどを頭にイメージしながらバットを振りこんできた。17日のフリー打撃でも左中間方向へ鋭い打球を飛ばし、好調をアピールだ。

 春季リーグ戦がコロナ禍で中止となったため、4年生にとって今年最初で最後のリーグ戦だ。大塚光二監督(53)は「全国大会もある。4年生の思い出作りにはしない」と勝負に徹すると明言。今季は通常の勝ち点制から全10試合の勝率制となり1敗の重みが増した形だが、4連覇中の“王者”として向かっていく。

 「タイトルもいらない。自分の理想を追い求めながら、チームの勝ちだけ考えて戦いたい」と、個人成績よりチームの勝利と自身の感覚を大事にすると元山が意気込みを語った。すでにプロ志望届を所属連盟に提出済み。目標のプロ入りを引き寄せるためにも、シンプルにきた球を強くたたいて安打を重ねてチームに貢献していく。

(有吉 広紀)

 ◆元山 飛優(もとやま・ひゆう)1998年12月4日、大阪・東大阪市生まれ。21歳。上小坂中では生駒ボーイズでプレー。長野・佐久長聖で1、3年夏に甲子園出場。東北福祉大では2年春にMVPと最高打率、2、3年春に最多打点とベストナインを受賞。180センチ、79キロ。右投左打。血液型AB。

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