【巨人】原辰徳監督「ワンチームだから」…坂本勇人と岡本和真の欠場を全員でカバー

3回2死一塁、青柳(手前)から二塁内野安打を放つ丸佳浩(カメラ・宮崎 亮太)
3回2死一塁、青柳(手前)から二塁内野安打を放つ丸佳浩(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERAセ・リーグ 巨人7―6阪神(16日・東京ドーム)

 層の厚さを感じさせる、大きな1勝をたぐり寄せた。勝利の瞬間、原監督は静かに拳を握り、阿部ヘッド代行らと次々にグータッチをかわした。「ワンチームだから。どういう場合でもカバーし合うことが大事」。8年ぶりの9連勝で、優勝マジックも一気に「35」とした。

 “飛車角落ち”の戦いを強いられた。開幕から全試合で4番を務めていた岡本が軽い腰痛、主将の坂本も軽度の体調不良のため、指揮官は大事をとって両者を休ませることを決断。その中で、第90代4番に丸を指名した。試合前練習中、原監督はグラウンドに姿を見せるなり、ティー打撃を行っていた丸に“お願いします”とばかりに頭を下げた。さらには大胆な策にも打って出た。「中心選手2人がいないこと、それと相手投手も考えて。青柳投手は右打者が非常に苦戦する投手だから、思い切って」と田中俊、立岡を今季初スタメンに抜てき。投手の田口、両打ちの若林を含めて、球団史上初めて9人の左打ちを並べた。

 元木ヘッド、坂本、岡本の不在を、一丸となってカバーしよう―。試合前のミーティングで“合言葉”のような声が次々に上がった。先頭に立って体現したのは丸だ。5回先頭で四球を選び、5安打5得点のビッグイニングとなる口火を切るなど、4番デビュー戦は1安打3四球。持ち前の選球眼の良さを遺憾なく発揮して、全4打席出塁と重責を果たした。「気負うことなくしっかりつなぐことが出来た。チーム全体で戦うことが出来て良かった」と胸を張った。

 「第90代4番・丸」も、出場機会に飢える田中俊、立岡、若林の抜てきも、岡本、坂本不在という最大のピンチを、チャンスに変えた指揮官の手腕と言える。「見事な打線、見事な4番だから、彼ら(坂本、岡本)もおちおち休めないと思ったんじゃない? 良薬になったと思うよ」と喜んだ。誰が出ても強い。それが今の巨人だ。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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