【西武】ドラ2浜屋将太、プロ初先発初勝利「やったろう」で6回4安打1失点

プロ初先発初勝利の浜屋(左)は、ウィニングボールを手に辻監督に祝福された(カメラ・清水 武)
プロ初先発初勝利の浜屋(左)は、ウィニングボールを手に辻監督に祝福された(カメラ・清水 武)

◆パ・リーグ 西武3―1ロッテ(16日・メットライフドーム)

 こわばっていた表情は消え、爽やかに安堵(あんど)の笑みをこぼした。プロ初先発のドラフト2位・浜屋が、6回4安打1失点。球団では、19年のドラ1・松本に続くプロ初先発初勝利を手にした。「『やったろう』っていう気持ちでマウンドに上がった。素直にうれしい」と汗を拭った。

 歯を食いしばりながら92球を投げた。140キロ後半の直球を中心に、スライダーやチェンジアップを低めに集め、5回まで散発2安打でゼロを並べた。6回2死から1点を失ったが、4番・安田を抑え、最少失点で切り抜けた。

 鹿児島・大崎町出身。子供の頃は何度も、西武の春季キャンプが行われている宮崎・南郷に足を運んだ。「このブルペンで岸さんとか、涌井さんが投げているのを見ていたんですよね」。浜屋少年は観客席からプロの投球に感動し、プロ野球選手になる夢を見つけた。今度は西武のユニホームに身を包み、キャンプ地のブルペンに。プロになったと実感した瞬間だった。「自分が投げているのが不思議な感じ。自分を見てプロ野球選手になりたいと、思ってもらえるような選手になりたい」と新たな夢を見つけた。

 開幕1軍入りし、リリーフで4試合に登板したが、7月中旬に登録を抹消され、先発として鍛錬を積んだ。巡ってきた初先発で一発回答。若獅子左腕の頑張りにベテランが奮起し、栗山が4安打2打点の活躍。3連勝で4位に浮上した。辻監督は「このくらいのピッチングをしてくれたら、またチャンスはある」と次回登板を示唆した。「これで満足ってわけではない。もっと長いイニングを最少失点でいけるように投げていきたい」。21歳のホープが、自身の野球史の1ページ目に記念の初勝利を刻んだ。(森下 知玲)

 ◆浜屋 将太(はまや・しょうた)1999年1月26日、鹿児島・大崎町生まれ。21歳。小学校時代は大崎ソフトボールスポーツ少年団に所属。中学から硬式野球を始めた。樟南高3年時に夏の甲子園出場。社会人の三菱日立パワーシステムズでは3年目の19年に都市対抗に出場し、リリーフとして1回2/3を無安打無失点4奪三振。19年ドラフト2位で西武に入団し、開幕1軍を果たした。175センチ、77キロ。左投左打。年俸1300万円。

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