元宝塚星組トップスター安蘭けい×柚希礼音が先生役でダブルキャスト…ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」

「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」でウィルキンソン先生役に挑む安蘭けい(右)と柚希礼音
「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」でウィルキンソン先生役に挑む安蘭けい(右)と柚希礼音

 ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」(大阪・梅田芸術劇場メインホール、10月30日~11月14日)に出演する、元宝塚トップスターで女優の安蘭けい、柚希礼音がそれぞれ意気込みを語った。

 宝塚時代は同じ星組。トップスターの安蘭を、8年後輩の柚希が2番手で支えてきた。本作では主人公のビリー少年が通うバレエ教室のウィルキンソン先生役でダブルキャストを務めるが、初演(2017年)に続いて挑む柚希が、同役では初出演の安蘭より“先輩”で「(安蘭を)リスペクトしながら、いろいろ意見交換して、レッスンはむしろ楽しいです」。一方の安蘭は「後から入っていく者なので、胸を借りるつもりで」と笑わせた。

 ウィルキンソンは、人を信じることができない不器用な女性。ビリーの成長とともに、少しずつ自身の壁も壊していく役だ。柚希は「(初演では)第一線で踊っていたけど、子供が生まれて諦めてしまったという設定にしていただきました。ハグのように愛情を持ったことができない先生が、ハグしていいんだよとビリーに教えてもらう。でも、先生としても早めに優しくならないように、最後だけにじみ出すような感じですね」と初演の時を思い出す。

 安蘭の分析は「自己満足で実力もそこまでではない。でもダンスへの思い入れや愛情はある人なのかなと思ってます。彼女のステータス、家族のバックボーン、ビリーの周りのストーリーを深く考えるようになったら、大人の成長の話なのかなと感じることができるようになりました」。思い思いの先生像を描いている。

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も出るなど、思うようにレッスンができないこともあったが、ようやく東京公演が16日に開幕する。自身の見どころを柚希は「ブギですね」。安蘭は「登場するシーンかな。子供はほっといて主役で踊ります」とアピールした。(古田 尚)

 ◆安蘭けい(あらん・けい)10月9日生まれ。滋賀県出身。1991年「ベルサイユのばら」で宝塚歌劇団の初舞台を踏み、06年に星組トップスターに就任。09年に退団後は女優として舞台を中心に活躍。主な主演舞台にミュージカル「アリス イン ワンダーランド」「サンセット大通り」「スカーレット ピンパーネル」など。

 ◆柚希 礼音(ゆずき・れおん)6月11日生まれ。大阪府出身。1999年「ノバ・ボサ・ノバ」で宝塚歌劇団の初舞台を踏み、09年に星組トップスターに就任。代表作に「ロミオとジュリエット」など。08年に松尾芸能新人賞、10年に文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、12年に菊田一夫演劇賞受賞。15年に退団後、女優として活躍。

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