朝乃山3連敗…“番付最高位”の砂まみれの背中に悲壮感、元朝青龍から辛口エール

照ノ富士(右)に上手投げで敗れて3連敗となった朝乃山(カメラ・佐々木 清勝)
照ノ富士(右)に上手投げで敗れて3連敗となった朝乃山(カメラ・佐々木 清勝)

◆大相撲秋場所3日目 ○照ノ富士(上手投げ)朝乃山●(15日、東京・両国国技館)

 大関・朝乃山が幕内・照ノ富士に敗れ、初日から3連敗を喫した。ともに初白星をかけた結びで、7月場所優勝の元大関に上手投げで転がされた。37年ぶりに複数の横綱全員が初日から不在の今場所は、大関・貴景勝と“番付最高位”を務めるが苦しい序盤戦を強いられている。貴景勝と関脇・御嶽海も初黒星を喫し、三役以上の3連勝は関脇・正代のみ。全勝は正代、平幕の妙義龍、霧馬山ら6人。

 砂まみれの背中に悲壮感が漂った。朝乃山は、先場所優勝を争った末に賜杯を奪われた照ノ富士に左上手投げで転がされ、初日からまさかの3連敗。ショックは色濃く、2日連続で報道陣のリモート取材は応じなかった。

 立ち合いで左を差し、一気に圧力をかけても寄り切れない。強引にすくい投げを試みるも、その勢いを利用されて裏返された。伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「強引にでも前に出ればよかった」。八角理事長(元横綱・北勝海)も「どうして投げにいったのだろう。苦しい、苦しいよ。苦しいけど行くしかない」と悩める大関を思いやった。

 今場所は1983年夏場所以来となる複数横綱全員が初日から不在。番付最上位の責任を感じてか、本来の鋭い立ち合いも影を潜める。左足首にテーピングなど状態も万全とはいえない。初日から3連敗は平幕だった昨年初場所(5連敗)以来。平成以降昇進した大関で初日から3連敗以上は過去27例で、いずれも2ケタ白星に届いておらず、データ上の見通しは厳しい。

 大関昇進を決めた春場所後、師匠・高砂親方(元大関・朝潮)から「これからは負けることがニュースになる。少しずつ勉強」と助言された通りの展開に陥った。部屋のOBで元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏からはツイッターで「どこの大関なんだよ?恥ずかしい!」「気持ちの問題だ馬鹿ヤロ!」「好きこそ辛口だ!」(原文ママ)とゲキを飛ばされた。優勝候補に挙げられながら、もがき苦しむ大関。試練を乗り越えてこそ、次の道が開ける。(竹内 夏紀)

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