元国体王者・保田克也が計量クリア “八重樫東イズム”で「圧倒して勝つ」

前日計量をクリアし、気合を入れる保田克也(左)とピッコロ・ヴォリバー(大橋ジム提供)
前日計量をクリアし、気合を入れる保田克也(左)とピッコロ・ヴォリバー(大橋ジム提供)
リモート記者会見に応じた大橋ジムの保田克也
リモート記者会見に応じた大橋ジムの保田克也

◆プロボクシング スーパーライト級(62・0キロ契約)8回戦 保田克也―ピッコロ・ヴォリバー(16日、東京・後楽園ホール)

 プロ6戦全勝(4KO)の保田克也(28)=大橋=が15日、試合前日計量、新型コロナウイルス感染症のPCR検査などに臨み、計量は100グラムアンダーの61・9キロで一発クリア。対戦相手のピッコロ・ヴォリバー(29)=カシミ=も61・8キロでパスした。

 保田は昨年12月以来の試合となるが、「(コロナ)自粛期間中も走り込みができたし、ジムが再開してからもモチベーションが高いままでここまできた。こんなところでは負けられないという心境」と気合を見せた。ライト級(61・2キロ以下)、スーパーライト級(63・5キロ以下)で戦ってきたが今回は2戦前と同じ62・0キロ契約での試合。相手のヴォリバーはプロ8勝(3KO3敗)でフェザー級(57・1キロ以下)、スーパーフェザー級(58・9キロ以下)の元日本ランカー。「映像は見ました。速くて、うまくて、強いですが、打たれもろいところがありそう。コツコツとボディーを集めて勝ちたい」と青写真を描く。

 茨城・小美玉市出身。中3の時に、元日本スーパーフライ級王者・中島俊一氏が会長を務める地元ジムでボクシングを始めた。水戸短大付高から中大に進み、大学では主将を務めている。2013年度の国体成年の部ライトウェルター級を制するなど、アマ戦績は76戦64勝(30KO・RSC)12敗。就職を機に一度はグラブを置いたが、中島氏と同じヨネクラジム出身の大橋秀行会長のもとでボクシングを再開。2017年8月にB級デビューした。

 今年8月には、今月1日に現役引退を表明したばかりの元世界3階級制覇王者・八重樫東氏(37、現トレーナー)、12年ロンドン五輪銅メダリストで、東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(34)=大橋=らと合宿で共に汗を流した。「八重樫さんはどんな時でも前向きな人。たとえば練習で僕は5本で終わるところを八重樫さんは『あと1本』『あと1本』と。動けるトレーナーになると、僕らと同じ練習メニューをこなしていました」と偉大な“先輩”から大きな刺激を受けた。

 大学の2年後輩・三代大訓(25)は現東洋太平洋スーパーフェザー級王者。「すごく刺激を受ける存在。正直、焦りはある」と話した保田だが、「焦っても始まらない。八重樫さんの前向きなマインドを見習って、一つ一つ勝っていきたい」。主戦場として考えるライト級にはアジア&日本3冠王者・吉野修一郎(28)=三迫=、前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(29)=横浜光=ら国内外に強豪がそろい、三代もライト級も視野に入れる。「どんどん割り込んでいきたい。彼らに負けるとは思っていない。ただ、僕には肩書きがないから、肩書きをつけたい」と、まずは実績を積むことに集中する。「スッキリと、圧倒して勝ちたい」と保田。元日本ランカーに得意の左ボディーをさく裂させ、ランカー入りの足がかりをつける。

前日計量をクリアし、気合を入れる保田克也(左)とピッコロ・ヴォリバー(大橋ジム提供)
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