【静岡】焼津中央の1番・正木陸都「歴史を変えたい。優勝を目指す」…19日開幕秋季高校野球県大会組み合わせ決定

真剣な表情でバットを振り込む焼津中央・正木
真剣な表情でバットを振り込む焼津中央・正木

 秋季高校野球県大会の組み合わせ抽選会が14日、静岡市内で行われた。地区大会を勝ち上がるなどした25校が参加し、19日に開幕。27日に決勝と3位決定戦が草薙球場で行われ、上位3校が10月24日からの東海大会(三重)に出場する。中部5位で27年ぶりの県大会出場を決めた焼津中央のキーマンは、1番の正木陸都外野手(2年)だ。中部準々決勝(対静岡)でプロ注目右腕・高須大雅(2年)から三塁打を放った切り込み隊長が、創部初の東海切符を呼び込む。

 焼津中央・正木が熱を帯びた口調で言い切った。「自分たちは歴史を変えたい。優勝を目指しています」。県大会出場は27年ぶりで、1勝すれば37年ぶり。優勝なら1962年の創部以来初めてとなる。久保敦広監督(41)も「目標はでかい方がいい。この学年は非常に意欲が強い」と期待する。

  • 27年ぶりに県大会に挑む焼津中央ナイン
  • 27年ぶりに県大会に挑む焼津中央ナイン

 数字にこだわるのが部の流儀だ。指揮官は就任した3年前から練習試合や公式戦の細かなデータをiPadで管理。「進学校だし、考えることを一つの武器としたい。数字は根拠になる」と、全部員とLINEで共有している。中でも重視しているのが出塁率と長打率を合算したOPSだ。

 チーム平均0・8に対し、正木は1・12をマーク。「数字を出してもらうことで客観的に見える」。50メートル6秒0の俊足に加え長打力も兼ね備えており、中部地区大会・静岡戦では140キロ超の直球を持つ高須の内角球を引っ張って三塁打を放つなど2安打。右腕に地区大会唯一の失点を付けた。「自信になったし、あれ以降余裕を持って打席に立てている」と笑う。

 チームは地区大会後、打力アップを目指し1日1000スイングのノルマを設定した。「素振りだけで600、フリーやティーで足りなければ家でも振ります」。さらに64キロの平均体重を70キロまで増やすため食トレにも挑戦中。各自の体格などに合わせ毎日の食事量が決められており、正木は白米1960グラムを3食のほかおにぎりなどで摂取している。

 1回戦は伊豆中央(東部5位)との対戦が決定。「やってきた積み重ねを見せたい」と意気込むリードオフマンが、初戦から暴れ回る。(武藤 瑞基)

  • 制球の良さに定評がある焼津中央・曽根
  • 制球の良さに定評がある焼津中央・曽根

 エースの曽根統威(2年)は「縦スラのようなカーブ」を得意とする軟投派。久保監督も「制球が安定しているし、四球から崩れることはない」と信頼を寄せている。元々、食が細かったが授業の合間におにぎりを食べるなどして入学時から8キロ以上も増量したという。「1番を背負うからにはチームを引っ張らないといけない。責任を感じています」と表情を引き締めた。

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27年ぶりに県大会に挑む焼津中央ナイン
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