◆関西学生野球秋季リーグ戦 ▽第2節 関大10―1京大(13日・皇子山球場)
近江高(滋賀)で甲子園に3度出場した関大の有馬諒捕手(1年)がリーグ戦デビューを果たした。8回の守備からマスクをかぶると、その裏の初打席で中前にリーグ戦初安打を放った。高校時代から慣れ親しんだ滋賀・皇子山球場で初陣を飾り「楽しんで試合に入れた。力を存分に発揮できた。ここは思い出深い場所」と喜びをかみしめた。
近江高2年夏の甲子園では準々決勝に進出したが、金足農(秋田)に2ランスクイズを許して逆転サヨナラ負けした。巨人・山瀬やDeNA・東妻ら同学年捕手との力の差を感じたため、プロ志望届を提出せずに関大に進学した。「甲子園では最高がベスト8だったので、4年間で全国制覇してプロの世界でやりたい」と、目標に向かって第一歩を踏み出した。