カヌー日本のエース・永沼崚、500メートルV4「自分でも楽しかった」1000メートルと2冠

◆カヌー・スプリント 日本選手権第4日(12日、石川・木場潟カヌー競技場)

 青年男子カナディアンシングル500メートルは永沼崚(26)=ユアテック=が1分52秒040で同種目4連覇を達成した。10日にも五輪種目の同1000メートルを制しており、日本のエースとして存在感を見せた。同カヤックフォア500メートルは既に東京五輪に内定している水本圭治(32)=チョープロ=、松下桃太郎(32)=自衛隊=、宮田悠佑(29)=和歌山県教育センター学びの丘=、藤嶋大規(32)=自衛隊=組のみが出場し、1分23秒881だった。

 ゴールを過ぎると永沼の表情が崩れた。中盤からペースを上げて差しきり、同種目4連覇を達成すると、関係者に手を振って応えた。「勝つレースができた。差して勝つレースは海外でも盛り上がるので、自分でも楽しかった」と喜んだ。

 3連覇した10日の同1000メートルに続き、国内エースの座は盤石だ。新型コロナの影響で水上練習が1か月ほどできない時期があっても、石巻出身で東日本大震災で被災した経験を思い出し、「震災の時は2か月くらい何もできなかった。今回は考え方を変えれば何かはできたし、ストレスは少なかった」という。

 五輪種目でもある1000メートルで権利獲得を目指しているが、一番に考えていることはカヌーを楽しむこと。来年3月に予定されるアジア選手権へ「楽しむことがプラスになる。五輪に出ることで震災を経験した地域の人に恩返ししたい」と、さらに成長して五輪イヤーに臨む。(遠藤 洋之)

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