◆近畿学生野球秋季リーグ戦 ▽第2節 大阪市大2―1神戸大(11日・大阪シティ信用金庫スタジアム)
最速146キロ右腕の塘本(とももと)武司(4年)が7安打1失点で完投勝ちした。7回に右ふくらはぎがつりながらも「最後まで投げたい気持ちがあった」と、エースの役割を果たした。
この日、チームメートの福永聖右翼手(4年)とともにプロ志望届を提出した。内定が決まっている社会人チームの許可を経て、育成でもドラフトで指名されればプロに進む。「就職してからプロは目指せない。今しかできない」と、覚悟を決めた。
塘本は八尾高(大阪)から1浪して大阪市大の法学部に入学。工学部の福永は3歳から小学3年まで米国アリゾナ州で育った。「英語は日常会話ぐらいなら話せる」という帰国子女だ。異色の経歴を持つ2人が、残りのリーグ戦でアピールを続ける。