角館のエース・武田拓海が132球完投で秋田県大会一番乗り…理想は巨人・菅野智之

角館のエース武田は秋田修英戦で1失点完投勝利を挙げた
角館のエース武田は秋田修英戦で1失点完投勝利を挙げた

 ▽高校野球秋季秋田県地区大会 県南地区代表決定戦 角館2―1秋田修英(10日・グリーンスタジアムよこて)

 秋田の県南地区では、角館が秋田修英を2―1の逆転で破った。エース武田拓海投手(2年)が右足をつるアクシデントにも耐え、9回132球の熱投で1失点に抑えた。出場一番乗りを決めた秋田県大会(19日開幕)では2013年以来となる秋の頂点を狙う。

 アクシデントを乗り越え、もぎ取った県大会切符だった。角館のエース武田は最後の打者を遊ゴロに仕留め淡々とした表情で整列した。8回の投球練習時に右太もも裏をつったが「ピンチで抑えるのが自分の役目。気にせずに投げた」。不動心で8、9回を無失点で抑え込んだ。132球の熱投。最後までマウンドを譲らなかった。

 最大の難所は2―1と勝ち越した直後の7回。安打と四球などで1死一、二塁のピンチを招いた。ここで相手が送りバントを試みたが、三塁側に転がってきたゴロを素早く処理して三塁封殺。2死一、二塁とし、1番打者を直球で見逃し三振斬り。雄たけびを上げた。

 巨人・菅野を理想に掲げ「真っすぐで押して(打者のスイング)軌道をずらして揺さぶる投球」を心掛ける。直球の最速は134キロも、カーブ、スライダー、シュート、フォークと変化球が多彩だ。加えて、シュート気味に右打者の内角を突くツーシームがさえた。重さ20キロのバーベルトレで手首を強化したことで変化球のキレ味も鋭くなった。

 1―1の7回の得点機では高村が中前適時打。待望の1点が入った。「1点ほしいところで高村が打ってくれた。ベンチで叫んでました」と大喜び。この1点を守り抜いた。

 14年夏に初の甲子園に導いた当時のエース相馬和輝さんに憧れ「自分もこのレベルの中でやりたい」と、角高の門をたたいた。6年の歳月を経て“レジェンド”から受け継いだ「1」を背に、まずは13年以来となる秋の県王者を目指す。(長井 毅)

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