19人クラスターでも秋場所有観客開催「問題なし」の根拠は…記者の目

秋場所が行われる両国国技館
秋場所が行われる両国国技館

 日本相撲協会は10日、玉ノ井部屋(東京・足立区)の十両・富士東(33)と幕下以下の力士17人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。同部屋の感染者は5日に陽性が判明した力士を含め計19人に。

 秋場所は先場所同様、上限2500人の有観客開催が決まっている。玉ノ井部屋の集団感染が判明しても、日本相撲協会の芝田山広報部長は「9月場所開催に関してはまったく問題ありません。国技館の衛生対策もしっかりやっている」と揺るぎなかった。

 初の無観客となった3月の春場所は感染対策も手探りで、協会員に陽性者が一人でも出た場合は打ち切る意向だった。政府の緊急事態宣言による夏場所中止を経て、「たとえ感染者が出ても、本場所は開催する」と方針変換。4か月ぶりに開催された7月場所は専門家の指導のもと、感染対策のガイドラインを作成。国技館全体で換気を行うなど、春場所以上の厳戒態勢で15日間を乗り切った。

 春場所以降、複数の部屋にまたがる感染拡大リスクを減らすため、力士の移動を伴う出稽古は禁止となった。場所前にひとつの部屋から陽性者が出ても、感染はそこでとどめることができる。協会が今月1日、調整不足を懸念する力士会から“解禁案”を提示されながら、かたくなに突っぱねたのは、それが理由だった。

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