浦和学院がコールドで埼玉栄を圧倒 1年生エース・宮城が4回無失点

スポーツ報知
4回無失点と好投した浦和学院・宮城

◆高校野球 秋季埼玉大会南部地区▽代表決定戦 浦和学院13―0埼玉栄=5回コールド(10日・大宮公園)

 浦和学院は、1年生ながら「背番号1」を託された宮城誇南投手が先発。最速140キロ左腕は、直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、公式戦初登板とは思えない安定した投球を見せた。4回無失点、被安打1、与四球1。強豪・埼玉栄に二塁を踏ませなかった。

 「浦和学院の1番を付けて情けない投球はできないと思い、しっかり準備しました。頼れる先輩がいるので、緊張というより、やってやろうという気持ちでした。今日は、特に真っすぐが良かったです」と言って宮城は表情を緩めた。

 沖縄・読谷ボーイズ時代に138キロをマークした好素材。「高いレベルで野球がやりたかった」と浦和学院の門をたたいた。目標とする投手は、同校が2013年にセンバツ初優勝を果たした時のエース左腕・小島和哉(ロッテ)。「右打者のインコースへの直球を生命線としているところは、自分も同じです。このボールの精度を高め、追いつけ追い越せで頑張りたい」と宮城。20日から始まる県大会での活躍が楽しみになった。

 打線は、ホームランを放った4番・吉田瑞樹捕手(2年)、7番・河原杜吾右翼手(同)をはじめ、鋭い打球を連発し、計13得点。2016年以来の秋季大会制覇へ、最高のスタートを切った。

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