中村勘九郎&七之助「父との思い出」…27日「連獅子」上演

浅草寺の五重塔をバックに立つ中村勘九郎(右)と中村七之助
浅草寺の五重塔をバックに立つ中村勘九郎(右)と中村七之助

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)、中村七之助(37)兄弟が今月27日、東京・浅草寺五重塔の特設舞台で無観客による生配信「連獅子」(後7時を上演。史上最大級のオンライン歌舞伎を行うことになった。

 「平成中村座」のホームグランド、浅草は2人の父、中村勘三郎さん(2012年死去、享年57)が愛してやまなかった場所。7月に初生配信を浅草公会堂にしたのもそのため。あくまで浅草にこだわりつつ「前回と同じではつまらない。趣向、スケールを変えて」(関係者)と思い切って屋外での実施となった。当日は5台のカメラを用いて撮影。生で見る以上の臨場感、迫力たっぷりの映像が配信される。

 兄弟にとって「連獅子」は特に忘れられない演目。勘三郎さんから愛情、芸の厳しさ、難しさなど無数の教えを授かった。勘九郎は、それらの記憶がよみがえり「父の思い出が詰まっていて最初の音を聞くだけでつらかった時期がある。でも今回、皆様に何か恩返しを」と明かし、七之助は「連獅子を通して舞踊の基礎を叩き込まれた」と感慨深げ。秋の夜空に向かってあの世で見守る父に、自分たちの成長をしっかり届けるつもりだ。

 コロナ禍で始まった生配信。2人は7月のオンライン歌舞伎を見たファンの反応にも興味津々。「チャットを読むのが楽しい。お客さんの意外な気持ちも分かって泣きそうになった」(七之助)。屋外上演だが無観客で行われるため、入場不可。また雨天の場合、10月31日に延期される。

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