【五輪トリビア】「夢の3冠」ザトペックのもう一つの“記録”…1952年ヘルシンキ大会

 1952年ヘルシンキ大会の陸上競技でエミール・ザトペック(チェコスロバキア)が「夢の3冠」を達成した。レース中、苦悶(くもん)の表情で走り抜く姿から「人間機関車」という異名を持ち、48年ロンドン大会でも1万メートルで優勝した実力者は、まず7月20日の1万メートルを五輪新記録で制覇。続く24日の5000メートルでも五輪新で制すると、圧巻は初挑戦のマラソンだった。15キロ過ぎから独走し、2時間23分3秒2の世界新記録のおまけも付く走りを披露。同一大会で陸上長距離の3冠は後にも先にも彼だけだ。

 実はザトペックはもう一つ、ヘルシンキ大会で偉大な“記録”を残している。5000メートルを制した日に、夫人のダナ・ザトペコワが女子やり投げを大会新記録で優勝。生年月日(1922年9月19日)が一緒の2人は、五輪という大舞台で夫婦同日金メダルという最高の栄誉も勝ち取った。

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